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金融・経済ニュース

米2月S&PコアロジックCS住宅価格指数、前年比19.8%上昇―1月から伸び加速<チェックポイント>

2022-04-27 10:34:00.0

●20都市圏は前年比20.2%上昇―市場予想上回る

●フェニックスが前年比32.9%上昇―33カ月連続上昇率トップ

●10都市圏は前年比18.6%上昇

 スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が26日発表した米2月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(季節調整前)は、一戸建て中古住宅の価格動向を示す総合指数である全米住宅価格指数が前月比1.7%上昇の286.68と、1月の1.2%上昇を上回った。季節要因を無視できる前年比も19.8%上昇と、1月(19.1%上昇)からさらに伸びが加速し、87年の統計開始以来3番目に高い水準となった。

 昨秋(21年9−12月)は住宅価格の前年比の伸びが減速傾向にあったが、市場では、最近の住宅ローン金利の上昇を受け、住宅購入の駆け込み需要が起こり、住宅供給不足と相まって、価格上昇ペースが加速したと見ている。

 一方、S&P500指数を運営しているS&Pダウジョーンズ・インデックスのマネージング・ディレクター兼指数管理担当責任者であるクレイグ・ラザラ氏は、2月の結果を受け、「コロナ禍の沈静化による経済活動の再開でインフレが加速し、FRB(米連邦準備制度理事会)が利上げサイクルを開始したため、今後、住宅ローン金利の上昇が住宅価格に与える影響がすぐに現れる」、「マクロ経済の環境は急速に変化しており、住宅価格の異常な上昇をずっと長く維持できない可能性がある」としている。

 市場の注目度が高い主要20都市圏の価格指数(季節調整前)は前月比2.4%上昇の296.35と、1月(1.4%上昇)を大幅に上回った。前年比では20.2%上昇と、1月と市場予想の18.9%上昇を上回り、3カ月連続で加速した。価格指数は住宅バブル期の06年7月の最高記録206.52を43.5%上回っており、依然高水準となっている。

 20都市は全都市で前年比上昇。都市別に見ていくと、フェニックスが32.9%上昇と、最も高い伸びを示し、33カ月連続でトップ。次いで、タンパの32.6%上昇、マイアミの29.7%上昇、サンディエゴの29.1%上昇、ダラスの28.8%上昇、ラスベガスの27.5%上昇となった。

 このほか、シアトルの26.6%上昇、シャーロットの25.5%上昇、アトランタの24%上昇、サンフランシスコの22.9%上昇、デンバーの22.3%上昇、大都市ロサンゼルスの22.1%上昇と、いずれも全国平均(19.8%上昇)を上回った。一方、ニューヨークは12.9%上昇だった。

 主要10都市圏の価格指数(季節調整前)は前月比2.4%上昇の308.45となり、1月(1.3%上昇)を大幅に上回った。前年比も18.6%上昇と、1月(17.3%上昇)を上回り、3カ月連続で加速した。

<関連銘柄>
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提供:モーニングスター社