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金融・経済ニュース

米2月小売売上高、前月比0.3%増―市場予想下回る

2022-03-17 10:54:00.0

<チェックポイント>

●高インフレが消費を抑制

●オンライン小売が大幅に落ち込む―コロナ沈静化でレストラン・バーは急増

●コア小売売上高は前月比1.2%減

 米商務省が16日発表した2月小売売上高(季節・営業日調整後)は前月比0.3%増の6581億ドルと、1月の4.9%増(改定前3.8%増)や市場予想0.4%増を下回り、伸びが鈍化した。前年比は17.6%増と、1月の14.0%増を上回った。

 市場では、2月の前月比が低い伸びとなったのは、高インフレで購買力が抑えられたことや、原油高でガソリン価格が急騰したため、特に低所得層で他の消費が抑えられた影響が大きいとみている。

 全13業種のうち、前月比で増加した業種数は、1月の10から8に減った一方で、減少した業種は1月の3から5に増えた。業種別では月ごとに変動が大きい自動車・同部品とガソリン販売を除くと、オミクロン株の感染拡大が落ち着き、外出機会が増えた影響で外食(レストラン・バー)が2.5%増(1月は1.0%減)と、最も高い伸びとなった。次いで、どのカテゴリーにも入らない「その他小売」が1.9%増(同2.1%増)、スポーツ用品・趣味・楽曲・書籍は1.7%増(同1.3%減)、アパレルは1.1%増(同1.4%増)、ホームセンターなど建築資材・園芸は0.9%増(同2.7%増)となった。

 対照的に、オンライン小売は3.7%減(同20.6%増)と、最も大きく落ち込んだ。次いで、ヘルス(薬局・美容)が1.8%減(同0.2%増)、家具・生活用品は1.0%減(同7.5%増)、グローサリーストア(食品雑貨店)を含む食品・飲料水販売は0.5%減(同1%増)、百貨店やスーパーなどの量販店を含む一般小売販売は0.2%減(同4.5%増)となった。百貨店は1.6%増となったが、1月の9.8%増から伸びが鈍化した。

 一方、月ごとに変動が大きい自動車・同部品を見ると、季節調整後で前月比0.8%増(1月は6.9%増)と、伸びが減速した。また、自動車・同部品だけを除いた小売売上高は同0.2%増(同4.4%増)となり、市場予想の0.8%増を大幅に下回った。

 ガソリンスタンドは同5.3%増と、1月の同1.7%減から増加に転じた。この結果、ガソリンスタンドを除いた小売売上高は同0.2%減(1月は5.5%増)となり、ガソリンスタンドがいかに全体を下支えしたかが分かる。自動車・同部品とガソリンを除いた小売売上高は同0.4%減(同5.2%増)となり、市場予想の0.7%増を下回った。

 ガソリンスタンドと自動車・同部品に加え、建築資材や飲食レストランを除いた、いわゆる“コア小売売上高”(コントロール・グループ)は前月比1.2%減と、1月の6.7%増から大きく減速した。

<関連銘柄>
 NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、
 SPD500<1557>、NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、
 NYダウベア<2041>

提供:モーニングスター社