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米2月雇用統計、非農業部門雇用者数は前月比67.8万人増―市場予想大幅に上回る
2022-03-07 09:11:00.0
<チェックポイント>
●非農業部門雇用者数はオミクロン株小康化し、製造業と建設業、サービス業が堅調
●失業率は3.8%―市場予想3.9%を超えて改善
●平均賃金は前年比5.1%増―1月から伸び鈍化、インフレ加速懸念後退
米労働省が4日発表した2月雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比67万8000人増となり、1月の48万1000人増(改定前は46万7000人増)を上回り、4カ月ぶりに伸びが加速。市場予想の40万人増を大きく上回った。失業率は3.8%と1月の4.0%や市場予想の3.9%から低下。平均賃金は前年比5.1%上昇と、1月(同5.5%上昇)を下回り、インフレ加速への懸念がいくぶん和らいだ。
市場では、感染力が極めて強いオミクロン株の感染拡大が2月に入り小康化し、経済活動の制限が解除されたことを受け、総じて強い結果になったとみている。
過去3カ月間(12月−2月)の月平均の非農業部門雇用者数の伸びも58万2000人増と、1月時点の57万2000人増を上回り、回復基調を示した。
2月の非農業部門雇用者数をセクター別でみると、製造業(前月比3万6000人増)と建設業(同6.0万人増)がいずれも1月の伸びを上回り、全体をけん引した。ただ、自動車・同部品製造業は同1万8000人減と、1月の同3500人減に続いて2カ月連続で減少し、半導体不足などサプライチェーンのボトルネック(制約による品不足)が引き続き雇用を抑制した。
サービス業(同54万9000人増)は1月(42万4000人増)から伸びが急加速した。このうち、小売業(同3万6900人増)は1月(6万9200人増)を下回った。運輸・倉庫業(同4万7600人増)も1月(同5万1100人増)を下回り、やや伸びが鈍化した。専門・ビジネスサービス業(同9万5000人増)は1月(7万3000人増)を上回り、堅調となった。レジャー・接客業(同17万9000人増)も1月(16万7000人増)を上回った。
一方、失業率は3.8%となり、20年2月の3.5%以来2年ぶりの低水準となった。労働市場への参加の程度を示す労働者の市場参加率(軍人を除く16歳以上の総人口で労働力人口を割ったもの)は2月が62.3%と、1月の62.2%や21年12月の61.9%を上回った。
失業者数のうち、全体の14.2%に相当する88万8000人(1月は14.7%相当の95万9000人)がコロナ感染拡大を受けた経済活動の自粛によって発生した「一時帰休による失業者」に分類された。2月はオミクロン株による新規感染者数の減速で、一時帰休者数は前月比7万1000人減(1月は14万7000人増)と、大幅に減少した。
一時帰休による失業者は20年4月の1804万7000人(失業者全体の78%)がピークだったが、それから22カ月経過した2月時点では88万8000人に低下、この間で約1715万9000人が職場復帰した。しかし、20年4月の一時帰休者数に対する職場復帰率は95%で、1月(95%)と変わらず、足踏み状態となっている。
また、FRB(米連邦準備制度理事会)が重視している27週間以上の長期失業者数の割合は26.7%(170万2000人)と、1月の25.9%(169万1000人)を上回り、3カ月ぶりに上昇した。
賃金(平均時給)の伸びは雇用需要の拡大と労働者不足を反映し、前月比ほぼ横ばい(0.03%増)の31.58ドルと、市場予想の0.5%増を下回った。前年比は5.1%増と、1月の5.5%増と市場予想(5.8%増)を下回った。労働時間は34.7時間と、1月(34.6時間)を上回った。
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