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米1月住宅着工件数、前月比4.1%減の163.8万戸―市場予想下回る
2022-02-18 10:49:00.0
<チェックポイント>
●着工件数は一戸建て前月比5.6%減、アパート同2.1%減
●許可件数、一戸建て前月比6.8%増と急増―4カ月連続で増加
●建築中件数は前月比1.4%増―資材・労働者不足で建築進行に遅れ
商務省が17日発表した1月住宅着工件数(季節調整値)は年率換算で前月比4.1%減の163万8000戸と、21年12月の同0.3%増(改定前は1.4%増)から4カ月ぶりに減少し、市場予想の170万戸を下回った。前年比は0.8%増だった。
主力の一戸建てが前月比5.6%減の111万6000戸と、2カ月連続で減少し、月ごとに変動が激しいアパート(5世帯以上)も同2.1%減の51万戸と減少した。
住宅購入需要は依然強いが、サプライチェーンのボトルネック(制約による品不足)や資材・土地の不足と価格上昇、労働者不足、賃金上昇、用地取得難などの逆風が続いていると市場は見ている。
一戸建てのバックログ(建築許可が下りたあと、未着工となっている件数)は前月比5.6%増の15万1000戸と、12月の同4.7%減の14万3000戸から3カ月ぶりに増加(悪化)した。
地域別の着工件数は、中西部が前月比37.7%減(うち、一戸建ては同28.7%減)と急減し、全体の約6割を占める主力の南部も同2.0%減(同4.7%減)となった。対照的に、南部に次いで大きい西部は同17.7%増(同15.7%増)と急増。北東部も同2.6%増(同25.8%減)と増加した。
先行指標である住宅建築許可件数は前月比0.7%増の189万9000戸と、4カ月連続で増加し、06年4月(199万8000戸)以来15年9カ月ぶりの高水準となった。市場予想の175万戸を大きく上回っている。一戸建ては同6.8%増の120万5000戸と、4カ月連続で増加し、21年1月(126万8000戸)以来の高水準となった。アパート(5世帯以上)は同8.8%減の62万9000戸と急減した。全体の前年比は0.8%増だった。
西部の一戸建てが前月比23.3%増の29万6000戸と急増した。主力の南部の一戸建ても同4.2%増の67万7000戸となった。中西部の一戸建ては同3.9%増の16万1000戸、北東部の一戸建ては同14.5%減の7万1000戸だった。
一戸建ての建築中件数は前月比1.9%増の78万5000戸、アパート(5世帯以上)も同0.9%増の74万5000戸となり、全体では同1.4%増の154万3000戸となった。サプライチェーンのボトルネックのため、特に一戸建ての建築が進んでいないことを示している。市場関係者の中には、それでも建築業者が建築許可件数を増やしていることに疑問を抱いている者もいる。
一戸建ての完成住宅件数は、前月比7.3%減の92万7000戸と、3カ月ぶりに減少に転じた。アパート(5世帯以上)は同横ばいの30万9000戸となり、全体では同5.2%減の124万6000戸と、2カ月連続で減少した。市場では建築許可件数は強い住宅購入需要を反映し、伸びたものの、特に一戸建ては建築資材や労働者の不足などで工期が以前より長く、完成が遅れているとみている。
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提供:モーニングスター社




