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米1月コアCPI、前月比0.6%上昇、前年比6.0%上昇―いずれも市場予想上回る<チェックポイント>
2022-02-14 08:46:00.0
●中古車、航空運賃などが全体を押し上げ
●全体指数は前年比7.5%上昇、約40年ぶり高い伸び―原油高大きく寄与
●3月FOMCで0.50%の大幅利上げの公算大―市場観測
米労働省が10日発表した1月CPI(消費者物価指数)は、FRB(米連邦準備制度理事会)が重視しているコアCPI(価格変動が激しいエネルギーと食品を除いたもの)が前月比0.6%上昇と、21年12月と同じ高い伸び率となり、市場予想の0.5%上昇を上回った。前年比は6.0%上昇と、市場予想の5.9%上昇を上回った。
コア指数の前月比の内訳は、中古車(乗用車とトラック)が1.5%上昇(12月は3.3%上昇)、航空運賃が2.3%上昇(12月は2.5%上昇)と伸びが続いたほか、アパレルが1.1%上昇(同1.1%上昇)、コモディティ(食料とエネルギーを除く国際相場商品)が1.0%上昇(同1.2%上昇)、自動車保険が0.9%上昇(同0.2%低下)と、全体平均(0.6%上昇)を上回った。
シェルター価格は、帰属家賃(OER、持ち家でも借家と同様に住宅サービスを受けているとして家賃で評価したもの)が0.4%上昇(12月は0.4%上昇)と高い伸びを維持。ただ、ホテル宿泊料がオミクロン株感染拡大に伴う旅行需要の減少で3.9%低下(同1.6%上昇)と鈍化したため、シェルター全体では0.3%上昇(同0.4%上昇)となった。
全体指数(季節調整後)は前月比0.6%上昇となり、市場予想の0.5%上昇を上回った。月ごとに値動きの激しい食品とエネルギーがいずれも高い伸びとなり、全体を押し上げた。前年比は7.5%上昇と5カ月連続で伸びが加速し、82年2月以来39年11カ月ぶりの高い伸びとなり、市場予想の7.3%上昇を上回った。主な内訳は食品が7%上昇、エネルギーは27%上昇(ガソリンは40%上昇、燃料油は46.5%上昇、電力は10.7%上昇、都市ガスは23.9%上昇)。
市場では、FRB(連邦準備制度理事会)は年末までにインフレ率を3%上昇以内に引き下げることは困難になったと見て、3月15−16日FOMC(米連邦公開市場委員会)で0.50ポイントの大幅利上げの公算が高まったとみている。
<関連銘柄>
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SPD500<1557>、NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、
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提供:モーニングスター社




