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金融・経済ニュース

米21年12月雇用者統計、非農業部門雇用者数は前月比19.9万人増―市場予想下回る

2022-01-11 09:23:00.0

<チェックポイント>

●非農業部門雇用者数は、レジャー・接客業の伸び加速

●失業率は3.9%―6カ月連続で低下、市場予想以上に改善

●平均時給、前年比は4.7%増、前月比9カ月連続増加

 米労働省が7日発表した21年12月雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比19万9000人増と、11月の24万9000人増(改定前は21万人増)や市場予想の42万人増を大きく下回り、20年12月(30万6000人減)以来、1年ぶりの低い伸びとなった。

 10月と11月の雇用者数は計14万1000人の上方改定となった。この結果、21年全体では前年比645万人増となり、1939年の統計開始以来、過去最大の増加幅となっている。

 過去3カ月間(10−12月)の月平均の雇用者数の伸びは36万5000人増となり、21年の7月時点の88万9000人増や8月時点の84万5000人増、9月時点の65万1000人増、10月時点の50万3000人増、11月時点の42万5000人増と、月を追うごとに伸びが鈍化している。

 12月の非農業部門雇用者数をセクター別でみると、製造業(前月比2万6000人増)や建設業(同2万2000人増)、サービス業(同15万7000人増)は伸びが11月から減速したが、自動車・同部品製造業(前月比4200人増)は11月の同5900人減から増加に転じた。また、サービス業のうち、小売業(前月比2100人減)は2カ月連続で減少し、専門・ビジネスサービス業(同4万3000人増)と運輸・倉庫業(同1万8700人増)も11月の急増から大きく鈍化したが、レジャー・接客業は11月から伸びが加速し、同5万3000人増となった。

 民間部門の雇用者数は、前月比21万1000人増と、11月の同27万人増(改定前23万5000人増)から大きく落ち込んだ。他方、政府部門も1万2000人減と、11月の2万1000人減(改定前2万5000人減)に続いて5カ月連続で減少し、雇用全体の伸びを抑えた。

 失業率は3.9%と、6カ月連続で低下し、市場予想の4.1%も下回った。

 労働市場への参加の程度を示す労働参加率(軍人を除く16歳以上の総人口で労働力人口を割ったもの)は61.9%と、11月から横ばいだった。

 失業者数のうち、全体の12.9%に相当する81万2000人がコロナ感染拡大を受けた経済活動の自粛によって発生した「一時帰休による失業者」に分類された。12月は感染者数が再拡大したが、労働者不足を反映し、一時帰休者数は前月比6万3000人減となり、21年全体で計227万9000人が職場復帰した。

 FRB(米連邦準備制度理事会)が重視している27週間以上の長期失業者数の割合は31.7%(200万人)と、11月の32.5%を下回り、6カ月ぶりに低下した。

 賃金(平均時給)の伸びは雇用需要の拡大と労働者不足を反映し、前月比19セント(0.6%)増の31.31ドルとなり、市場予想0.4%増を上回り、9カ月連続の増加。前年比も4.7%増と、市場予想の4.2%増を上回った。

<関連銘柄>
 NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、
 SPD500<1557>、NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、
 NYダウベア<2041>

提供:モーニングスター社