youtube fund_beginer fund_search fund_look

金融・経済ニュース

米11月住宅着工件数、前月比11.8%増の167.9万戸―市場予想大幅に上回る

2021-12-17 14:13:00.0

<チェックポイント>

●一戸建て・アパートが2ケタの伸び―強い需要受け着工に動き出す

●許可件数、一戸建て・アパートが増加―予想上回る

●建築中件数、供給寸断の影響で依然増加続く―約48年ぶり高水準

 米商務省が16日発表した11月住宅着工件数(季節調整値)は年率換算で前月比11.8%増の167万9000戸と、10月の同3.1%減(改定前は0.7%減)から3カ月ぶりに増加に転じ、3月(172万5000戸)以来、8カ月ぶりの高水準に戻った。市場予想の156万7000戸やパンデミック前の20年2月の水準(158万9000戸)を大幅に上回った。

 着工件数が急増したのは、月ごとに変動が激しいアパート(5世帯以上)が前月比12.1%増の49万1000戸と急増したことに加え、主力の一戸建ても同11.3%増の117万3000戸と大幅に伸びたため。

 市場では、住宅購入需要が強いことを受け、バックログ(建築許可が下りたあと、未着工となっている件数)が着工に向かったとみているが、サプライチェーンのボトルネック(制約による品不足)や資材・土地の価格上昇、労働者不足、賃金上昇、用地取得難などの逆風が続いていると見ている。

 一戸建てのバックログは着工増を受け、前月比1.3%減の15万2000戸となり、10月の同5.5%増の15万4000戸から減少(改善)した。

 地域別着工件数では、北東部が前月比27.5%増(うち、一戸建ては同26.9%増)と、急増したほか、全体の約6割を占める主力の南部が同18.4%増(同14.4%増)、南部に次いで大きい西部は同5.1%増(同5.7%増)。中西部だけは同7.3%減(同1.6%増)となった。

 一方、先行指標である住宅建築許可件数は前月比3.6%増の171万2000戸と、2カ月連続で増加し、8月(172万1000戸)以来3カ月ぶりの高水準となり、市場予想の167万戸を上回った。

 一戸建ての建築中件数は、前月比2.9%増の75万2000戸と、20年6月以降18カ月連続の増加となった。アパート(5世帯以上)は同1.0%増の72万1000戸となり、全体では同2.0%増(前年比は19.2%増)の148万6000戸と、73年12月(149万5000戸)以来47年11カ月ぶりの高水準となっている。これはサプライチェーンのボトルネックのため、特に一戸建ての建築が進んでいないことを示している。住宅需要が強い一方で、住宅在庫は不足しているため、市場では今後、ボトルネックが徐々に解消すれば住宅建築は改善に向かうとみている。

<関連銘柄>
 NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、
 SPD500<1557>、NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、
 NYダウベア<2041>

提供:モーニングスター社