youtube fund_beginer fund_search fund_look

金融・経済ニュース

米4月新築住宅販売、前月比5.9%減の86.3万戸―市場予想下回る

2021-05-26 09:49:00.0

<チェックポイント>

●在庫不足や資材高騰で住宅価格が急騰し、販売件数を下押し

●西部除く全地区で大幅減少―北東部は前月比13.7%減

●住宅価格(中央値)は前月比11.4%上昇

 米商務省が25日発表した4月新築住宅販売件数(季節調整済み)は前月比5.9%減の年率換算86万3000戸と、3月の同7.4%増(改定前は20.7%増)から減少に転じ、市場予想の95万−98万戸に対しても大きく下回った。前年比は48.3%増と、3月の47.2%増(改定前は66.8%増)に続いて高い伸びとなり、12カ月連続で前年水準を上回った。

 4月統計が弱い数値になったことについて、市場では在庫不足に加え、最近の建築資材の高騰で住宅価格が急騰したことや、住宅購入者のアフォーダビリティ(住宅取得能力)が低下したためと見ている。アフォーダビリティの低下を反映し、最近の住宅ローン申請件数も減少傾向を示している。

 4月の販売件数の内訳は、バックログ(建築許可が下りたあと、未着工となっている件数)が前月比16.5%増の32万5000戸と、大寒波の影響で住宅建築ペースが鈍化した2月の同10.0%減や3月の同2.1%減から3カ月ぶりに増加し、06年以来15年ぶりの高水準となった。その一方で、建築中の新築住宅の販売件数は同20.9%減の30万6000戸と、3月の同9.6%増から減少に転じ、20年6月以来10カ月ぶりの低水準となった。

 一方、4月の住宅価格は中央値(季節調整前)が前月比11.4%上昇の37万2400ドルと、3月の同5.3%低下から3カ月ぶりに上昇に転じた。前年比も20%上昇と、伸びが加速した。

 地域別の販売件数は、全体の約6割を占め、販売件数が最も多い南部が前月比8.2%減(前年比61.2%増)の54万5000戸と急減した。対照的に全体の約2割を占め、南部に続いて販売件数が多い西部は同7.9%増(同11.6%増)の16万4000戸となった。このほか、中西部は同8.3%減(同46.7%増)の11万戸、北東部は同13.7%減(同100%増)の4万4000戸と急減した。

 販売価格帯をみると、40万ドル以上の高額物件の販売比率が39%と、3月の35%を上回った一方で、15万ドルから40万ドル未満の手ごろ物件の比率は前月の65%から60%(1年前は66%)に低下し、高額物件の比率が高まった。

 また、住宅供給(在庫)をみると、4月の新築住宅在庫(着工前や建築中の住宅も含む、季節調整値)は前月比3.9%増(前年比1.6%減)の31万6000戸と、前月の同0.7%減から増加に転じ、20年4月(32万3000戸)以来1年ぶりの高水準となった。これを4月の販売ペースで計算した新築住宅の在庫水準は4.4カ月相当と、3月の4カ月分を上回り、20年5月(5.3カ月相当)以来9カ月ぶりの高水準となった。

<関連銘柄>
 NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、
 SPD500<1557>、NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、
 NYダウベア<2041>

提供:モーニングスター社