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米2月S&PコアロジックCS住宅価格指数、前年比12.0%上昇―15年ぶりの高い伸び
2021-04-28 09:49:00.0
<チェックポイント>
●20都市圏、前年比11.9%上昇に加速―市場予想上回る
●フェニックスとシアトル、サンディエゴ、ボストンが急上昇
●10都市圏、前年比11.7%上昇に加速
米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が27日発表した2月の米S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(季節調整前)は、一戸建て中古住宅の価格動向を示す総合指数である全米住宅価格指数が前月比1.1%上昇の238.82と、1月の同0.9%上昇を上回った。季節要因を無視できる前年比も12.0%上昇と、1月の同11.2%上昇を上回り、06年2月以来15年ぶりの高い伸びとなった。
S&P500指数を運営している米S&Pダウジョーンズ・インデックスのマネージング・ディレクター兼指数管理担当責任者であるクレイグ・ラザラ氏は、「2月の住宅価格の加速は、新型コロナのパンデミック(感染症の世界的大流行)を受け、住宅取得者が都心のアパートから郊外の一戸建てに移住する動きに伴ったもの。住宅購入需要は数年分を先食いしている可能性がある」と指摘している。
市場の関心が高い主要20都市圏の価格指数(季節調整前)は前月比1.2%上昇と、1月の0.9%上昇に続いて3カ月連続で高い伸びとなった。
前年比も11.9%上昇と、1月の11.1%上昇を上回る高い伸びとなり、8カ月連続で伸びが加速した。市場予想の11.8%上昇も上回った。
都市別では、20都市すべてで上昇し、西部と南東部が顕著な伸びとなっている。フェニックスは前年比17.4%上昇と、最も高い伸びを示し、21カ月連続でトップとなった。次いで、サンディエゴが同17%上昇、シアトルが同15.4%上昇、ボストンは同13.7%上昇、タンパは同12.7%上昇、クリーブランドは同12.5%上昇などとなった。新型コロナのパンデミック(世界大流行)の影響で調査できなかったデトロイトは1月統計から復活し、2月は同11.7%上昇となった。一方、シカゴとラスベガスは1ケタの伸びにとどまった。
主要10都市圏の価格指数(季節調整前)も前月比1.1%上昇の259.5と、1月の同0.9%上昇を上回り、4カ月ぶりに伸びが加速。前年比は11.7%上昇と、1月(10.9%上昇)を上回った。価格指数は金融危機前の06年6月のピーク(226.29)を24カ月連続で上回っている。
<関連銘柄>
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SPD500<1557>、NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、
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提供:モーニングスター社




