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金融・経済ニュース

米2月雇用統計、非農業部門雇用者数は前月比37.9万人増―市場予想大幅に上回る

2021-03-08 09:56:00.0

<チェックポイント>

●雇用者数、レジャー・接客、小売、人材派遣業、製造が急増―建設業は急減

●失業率は6.2%―市場予想以上に改善

●平均時給、前月比0.2%増―1月は同0.1%増

 米労働省が5日発表した2月雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月比37万9000人増と、1月の16万6000人増(改定前は4万9000人増)や市場予想の20万人増を大幅に上回った。新型コロナの新規感染者数の減少傾向を反映し、多くの州政府が外出禁止など経済・社会活動への規制を緩和したことを受け、主にレジャー・接客、小売業などで一時帰休となっていた労働者が職場復帰したことが強い結果につながった。

 業種別では、建設業が減少に転じたが、製造業は増加に転じた。また、パンデミック(感染症の世界的大流行)の影響を最も強く受けたサービス業での急増が目立った。なかでもレジャー・接客業(主にレストラン・バーなどの飲食業)と小売業、教育・ヘルス(健康サービス)業、さらには専門・ビジネスサービス業も人材派遣業の大幅増で前月に続いて好調となった。

 過去3カ月間(12月−2月)の月平均の雇用者数は、2月が急増したことを反映し8万人増と、1月時点の4万1000人増を上回った。2月の月平均の雇用者数の伸びは7カ月ぶりの加速となった。

 一方、失業率は6.2%と、1月の6.3%から2カ月連続で低下し、20年の11月と12月の6.7%や、市場予想の6.3%よりも改善した。

 ただ、市場では、働きたくても仕事が見つからず、労働市場から離れた数百万人の労働者予備軍を失業者に含めると、失業率は数ポイント上昇するとみている。FRB(米連邦準備制度理事会)も実際の失業率は10%近いと推定している。また、経営者が人件費を減らすため、従業員の一部を恣意的に労働者に分類されない独立契約者(個人請負、misclassified workers)として扱っている事例も少なくなく、これらの非正規雇用者を失業者に含めると、失業率は0.6ポイント上昇するとの見方もある。

 広義の失業率(狭義の失業者数に仕事を探すことに意欲を失った労働者数と経済的理由でパート労働しか見つからなかった労働者数を加えた、実質の失業率)は、季節調整後で11.1%と、1月と変わらなかったが、20年12月の11.7%から低下している。

 さらに、労働市場への参加の程度を示す労働参加率(軍人を除く16歳以上の総人口で労働力人口を割ったもの)も61.4%と、1月と変わらなかったが、20年12月の61.5%や10月の61.6%を下回っている。

 市場が注目していた賃金(平均時給)の伸びは前月比0.2%増と、市場予想(0.2%増)とは一致し、1月の同0.1%増を上回った。

<関連銘柄>
 NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、
 SPD500<1557>、NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、
 NYダウベア<2041>

提供:モーニングスター社