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金融・経済ニュース

米1月小売売上高、前月比5.3%増―現金給付も消費を後押し

2021-02-18 10:19:00.0

<チェックポイント>

●オンライン小売や百貨店、家電、家具、レストラン・バーが急増

●コア小売売上高、前月比6.0%増―1−3月期GDP押し上げへ

●20年12月小売売上高、前月比1.0%減に下方改定―改定前は同0.7%減

 米商務省が17日発表した1月小売売上高(季節・営業日調整後)は、速報値ベースで前月比5.3%(285億ドル)増の5682億ドルと、20年12月の同1.0%減(改定前は0.7%減)から4カ月ぶりに増加に転じ、8カ月ぶりの高い伸びとなった。市場予想の0.8−1.1%増を大幅に上回った。前年比は7.4%増と、12月の同2.5%増(改定前は2.9%増)を上回り、8カ月連続で前年を上回った。新型コロナウイルスの感染が抑制され、各州で経済規制の解除が始まったことや、21年1月に政府の景気刺激策の一環として、数百万人に対し、一人当たり600ドルの現金給付が行われたことも消費を後押しした。

 小売売上高は全13業種で増加した。増加幅が最も大きかったのは、月ごとに変動が激しいガソリンスタンドを除くと、電子機器・家電の前月比14.7%増(20年12月は6.5%減)で、次いで家具の同12%増(同0.7%減)。オンライン小売は同11%増(同7.3%減)と、2年ぶりの大幅増となった。レストラン・バーは同6.9%増(同4.6%減)と、4カ月ぶりに増加した。

 このほか、百貨店やスーパーなどの量販店を含む一般小売販売は同5.5%増(同1.8%減)、特に百貨店は同23.5%増(同3.7%減)と急増した。スポーツ用品・趣味・楽曲・書籍は同8.0%増(同1.4%減)、アパレルは同5.0%増(同2.6%増)、ホームセンターなどの建築資材・園芸は自宅改修需要の高まりを受け、同4.6%増(同0.1%減)、グローサリーストア(食品雑貨店)などの食品・生鮮飲料水は同2.4%増(同1.4%減)、どのカテゴリーにも入らない「その他小売」は同1.8%増(同5.5%増)、ヘルス(薬局・美容)は同1.3%増(同1%増)となった。

 一方、月ごとに変動が大きい自動車・同部品は前月比3.1%増(20年12月は2.0%増)、ガソリンスタンドは同4.0%増(同6.5%増)と、ガソリン価格の上昇を反映し、大幅増となった。この結果、全体の小売売上高から月ごとに変動が激しいガソリンスタンドと自動車・同部品を除いた実質の小売売上高は同6.1%増(同2.5%減)、ガソリンスタンドだけを除いた小売売上高は同5.4%増(同1.5%減)となった。また、自動車・同部品だけを除いた小売売上高は同5.9%増(同1.8%減)と、市場予想の同0.7%増を上回った。

 一方、ガソリンスタンドと自動車・同部品に加え、建築資材や飲食レストランを除いた、いわゆるコア小売売上高(コントロール・グループ)は前月比6.0%増と、20年6月以来、7カ月ぶりの大幅増となった。これは1−3月期GDP(国内総生産)の約7割を占める個人消費を押し上げることを意味する。コア小売売上高はGDPを構成する個人消費支出の財支出に組み込まれる重要な指標となっている。

<関連銘柄>
 NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、
 SPD500<1557>、NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、
 NYダウベア<2041>

提供:モーニングスター社