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金融・経済ニュース

米20年12月中古住宅販売件数、前月比0.7%増の年率676万戸―市場予想上回る

2021-01-25 09:16:00.0

<チェックポイント>

●販売価格(中央値)は前月比0.4%低下の30万9800ドルも高水準続く

●未販売住宅(在庫)は過去最低の1.9カ月分相当―供給不足続く

●20年販売件数は前年比5.6%増の564万戸

 NAR(全米不動産業協会)が22日発表した20年12月の中古住宅販売件数(季節調整済み)は前月比0.7%増の年率換算676万戸と、11月の同2.2%減から増加に転じ、市場予想の656万戸を上回った。前年比は22.2%増と、6カ月連続で前年水準を上回った。また、20年全体の販売件数は前年比5.6%増の564万戸となった。

 12月の販売件数の増加について、NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ヤン氏は、「パンデミック(新型コロナ感染症の世界的大流行)にもかかわらず、12月と20年全体の販売件数が増加した。これは06年以来14年ぶりの好調さだ」とした上で、「この増勢は21年に入っても続く可能性が高い。追加景気支援策やワクチン接種の開始で経済情勢が改善し、今後、より多くの住宅取得希望者が市場に参加することが期待される」と楽観的に見ている。同氏は、21年全体の販売件数は前年比6.0%増の600万戸を予想している。

 住宅供給の過不足感を示す12月時点の未販売住宅(在庫)は前月比16.4%減の107万戸と、11月の同10.0%減に続いて7カ月連続の減少となり、同月の販売ペースに換算した在庫水準も1.9カ月分と、過去最低を更新した。適正水準とされる5−6カ月分を大きく下回っており、住宅供給不足の状況が住宅販売の足かせとなっている。12月の在庫量(戸数ベース)は前年比23%減と、依然、統計開始の82年以来38年ぶりの低水準。中古住宅市場が深刻な在庫不足でタイトとなっているため、消費者は新築市場にシフトする傾向を一段と加速させている。

 地域別販売件数を見ると、西部と中西部を除く2地区で増加した。特に、全体の4割以上を占め、最もウエートが大きい南部は前月比1.1%増(前年比20.7%増)の286万戸、北東部も同4.5%増(27.4%増)の93万戸と、いずれも増加に転じた。中西部は同横ばい(同26.2%増)の159万戸、西部は同1.4%減(17.9%増)の138万戸となったが、依然高水準だ。

 一方、中古住宅価格は中央値で前月比0.4%低下の30万800ドルと、3カ月連続で低下したが、前年比は12.9%上昇と、依然高い伸びとなり、106カ月連続で前年水準を上回っている。主力の一戸建ても同様で、12月は前年水準より13.5%高い31万4300ドルとなった。住宅供給不足が続いていることから、住宅価格には上昇圧力がかかる可能性が高い。

<関連銘柄>
 NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、
 SPD500<1557>、NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、
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提供:モーニングスター社