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金融・経済ニュース

米11月新築住宅販売件数、前月比11%減の84.1万戸―市場予想下回る

2020-12-24 10:35:00.0

<チェックポイント>

●4カ月連続で減少も高水準続く

●西部と中西部が大幅減―主力の南部と北東部は小幅減少

●住宅価格(中央値)は前月比0.7%低下

 米商務省が23日発表した11月新築住宅販売件数(季節調整済み)は前月比11.0%減の年率換算84万1000戸と、10月の同2.1%減(改定前は0.3%減)に続いて4カ月連続で減少し、市場予想の87万5000−99万5000戸を大幅に下回った。2ケタ減は3月の同14.5%減以来8カ月ぶり。季節要因を無視できる前年比は20.8%増と、10月の33.9%増(改定前は41.5%増)に続いて7カ月連続で前年水準を上回った。

 市場では、住宅ローン金利が過去最低水準(フレディマックの30年固定金利の平均約定は12月17日時点で2.67%)となる中、住宅供給が依然タイトなことや住宅価格が依然高水準となっているため、販売にブレーキがかかったとみている。

 販売件数の内訳を見ると、着工前時点での販売件数(バックログ)は前月比3.4%減の28万8000戸と、前月の同1%減(改定前は19.6%増)に続いて3カ月連続で減少した。今後数カ月、住宅建築が鈍化することを意味する。一方、建築中の新築住宅の販売件数は同9.2%減の33万5000戸と、10月の同8.2%増(同1.5%増)から減少に転じた。

 住宅価格は中央値(季節調整前)が前月比0.7%低下の33万5300ドルと、10月の同0.9%低下に続いて、2カ月連続で低下した。

 販売価格帯をみると、40万ドル以上の高額物件の販売比率が31%と、10月の33%を下回った一方で、40万ドル未満の手ごろ物件の比率は10月の65%から69%に上昇し、低額物件にシフトした。

 地域別の販売件数は、全体の約6割を占め、販売件数が最も多い南部が前月比1.9%減の51万3000戸と3カ月連続で減少。南部に続いて販売件数が多い西部は前月比17.3%減の23万戸と7カ月ぶりに減少した。また、中西部は同43.3%減の5万9000戸とほぼ半減した。北東部は同2.5%減の3万9000戸だった。

 住宅供給(在庫)をみると、11月の新築住宅在庫(着工前や建築中の住宅も含む。季節調整値)は前月比1.8%増(前年比11.2%減)の28万6000戸と8カ月ぶりに増加し、減少傾向にようやく歯止めがかかった。これを11月の販売ペースで計算した新築住宅の在庫水準は4.1カ月相当と、10月の3.6カ月相当を上回り、6月(4.3カ月相当)以来の高水準となった。

<関連銘柄>
 NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、
 SPD500<1557>、NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、
 NYダウベア<2041>

提供:モーニングスター社