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米6月小売売上高、前月比7.5%増―2カ月連続の大幅増加
2020-07-17 10:20:00.0
<チェックポイント>
●アパレル、レストラン、自動車、家具、家電、百貨店など5月から復調持続
●ガソリン売上高、前月比15.3%増―自動車・同部品は同8.7%増
●コア小売売上高、前月比5.6%増―四半期GDP押し上げに寄与
米商務省が16日発表した6月小売売上高(季節・営業日調整後)は速報値ベースで前月比7.5%(366億ドル)増の5243億ドルとなり、1992年の統計開始以来最大の伸びとなった5月の18.2%増(改定前は17.7%増)からさらに加速し、2カ月連続の増加。市場予想の5.0−5.2%増に対しても大きく上回った。一方、季節要因を無視できる前年比は1.1%増と、5月の5.6%減(改定前は6.1%減)の前年割れから回復した。
前月比の内訳は、全13業種のうち、10業種で大幅増となった。増加幅が最も大きかったのは、月ごとに変動が激しいガソリンスタンドを除くと、アパレルの前月比105.1%増(5月は176.7%増)、次いで電子機器・家電の同37.4%増(同36.5%増)、家具の同32.5%増(同79.1%増)、スポーツ用品・趣味・楽曲・書籍の同26.5%増(同78%増)、レストラン・バーの同20%増(同31.5%増)、自動車・同部品は同8.2%増(同48.7%増)、どのカテゴリーにも入らない「その他小売」も同17.7%増(同16.4%増)となった。
このほか、百貨店やスーパーなどの量販店を含む一般小売販売は同2.7%増(同5.9%増)となり、このうち、百貨店は同19.8%増(同36.2%増)と急回復した。
半面、ホームセンターなどの建築資材・園芸とグローサリーストア(食品雑貨店)を含む食品・飲料水販売は減少し、米オンライン小売大手アマゾン<AMZN>や米小売最大手ウォルマート・ストアーズ<WMT>などの外出制限下でも販売が好調だったオンライン小売は同2.4%減(同7.2%増)と減少に転じた。
一方、ガソリンスタンドは、ガソリン価格の上昇や外出制限の解除を反映し、前月比15.3%増と、5月の同11.9%増からさらに増加した。この結果、全体の小売売上高から月ごとに変動が激しいガソリンスタンドと自動車・同部品を除いた実質の小売売上高は同6.7%増となった。これは5月の同12.1%増に続いて2カ月連続の増加となる。また、ガソリンスタンドだけを除いた小売売上高は同7.0%増(5月は18.6%増)となり、ガソリンスタンドの高い伸びが他の財・サービスの消費よりも大きく寄与したことを示す。自動車・同部品だけを除いた小売売上高は同7.3%増(同12.1%増)となり、市場予想の同5.0%増を上回った。
ガソリンスタンドと自動車・同部品に加え、建築資材や飲食レストランを除いた、いわゆる“コア小売売上高”(コントロール・グループ)は前月比5.6%増と、2カ月連続で増加した。これは4−6月期GDP(国内総生産)の約7割を占める個人消費を押し上げることを意味する。
<関連銘柄>
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提供:モーニングスター社




