金融・経済ニュース
米3月新築住宅販売件数、前月比15.4%減の62.7万戸―市場予想下回る
2020-04-24 10:04:00.0
<チェックポイント>
●13年7月以来6年8カ月ぶりの大幅減
●1−3月の月平均販売件数は71.5万戸―前3カ月を4.3%下回る
●住宅在庫(供給)戸数は6.4カ月相当に上昇―供給不足懸念やや後退
米商務省が23日発表した3月新築住宅販売件数(季節調整済み)は、前月比15.4%減の年率換算62万7000戸と、前月(2月)の4.6%減(改定前は4.4%減)に続いて2カ月連続で減少し、13年7月以来6年8カ月ぶりの大幅減となった。また、販売件数は19年5月(59万8000戸)以来10カ月ぶりの低水準となり、市場予想の65.5万戸も下回った。中国で発生した新型コロナウイルス(COVID−19)による需要減少や感染拡大防止の経済抑制が影響した。
過去3カ月の販売件数は、2月が前回発表時の76万5000戸から74万1000戸に、1月も80万戸から77万7000戸に、19年12月も72万4000戸から72万3000戸に、それぞれ下方改定。結果、3カ月間で計4万8000戸もの下方改定となった。
1−3月の月平均の販売件数は71万5000戸と、前3カ月(19年12月−20年2月)の74万7000戸を4.3%下回った。
一方、季節要因を無視できる前年比も9.5%減と、2月の10.8%増(改定前は14.3%増)から減少に転じた。2月までは9カ月連続で前年水準を上回っていた。
販売件数の内訳を見ると、着工前の販売件数は前月比9%減の18万3000戸と、2月の同6.1%減(改定前は6.5%増)に続いて2カ月連続の減少となり、19年11月(17万9000戸)以来4カ月ぶりの低水準となった。また、建築中の新築住宅の販売件数も同15.8%減の21万3000戸と、2月の同10%減(同11.7%減)に続いて2カ月連続の減少となった。
3月の住宅価格は中央値(季節調整前)が前月比2.6%低下の32万1400ドルと、2月の同0.36%上昇から低下に転じ、19年ピーク時の4月(33万9000ドル)を下回った。販売価格帯をみると、30万ドル以上の高額物件の販売比率が53%と、2月の60%を下回った一方で、15万−30万ドル未満の手ごろ物件の比率は2月の38%から45%(1年前は56%)に上昇し、安価な物件にシフトした。
地域別の販売件数は、全体の約5割を占め販売件数が最も多い南部が前月比0.8%減(前年比1.3%増)の38万5000戸と、3カ月連続で減少した。また、北東部は同41.5%減(同4%減)の2万4000戸、南部に続いて販売件数が多い西部も同38.5%減(同30.8%減)の13万9000戸と、2カ月連続の減少。このほか、中西部は同8.1%減(同9.2%減)の7万9000戸と下げ幅を縮めた。
住宅供給面をみると、3月新築住宅在庫(着工前や建築中の住宅も含む季節調整値)は前月比2.8%増(前年比1.2%減)の33万3000戸となり、19年5月(33万6000戸)以来10カ月ぶりの高水準となった。住宅バブル期の在庫水準(45万戸)の74%の水準にとどまっている。これを3月の販売ペースで計算した新築住宅の在庫水準は6.4カ月相当と、2月の5.2カ月相当や1年前の5.8カ月相当を上回り、供給不足懸念がやや後退した。
<関連銘柄>
NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、
SPD500<1557>、NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、
NYダウベア<2041>
提供:モーニングスター社




