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米3月住宅着工件数、前月比22.3%減の121.6万戸―市場予想下回る
2020-04-17 09:40:00.0
<チェックポイント>
●アパート、一戸建てともに大幅減少
●建築許可件数、2カ月連続減少も市場予想上回る
●一戸建て完成件数大幅減―供給不足懸念強まる
米商務省が16日発表した3月住宅着工件数(季節調整値)は年率換算で前月比22.3%減の121万6000戸と急落し、2月の同3.4%減(改定前は1.5%減)の156万4000戸に続いて2カ月連続の減少となった。市場では新型コロナウイルス(COVID−19)のパンデミック(感染症の世界流行)による需要減少や感染拡大防止の経済抑制により、129−130万戸に急減すると予想していたが、減少幅は想定以上だった。市場では4月以降の統計にコロナ感染拡大の悪影響が一段と強く現れると見ている。
また、過去2カ月の着工件数の改定値は計4万戸の下方改定となった。1月は前回発表時の162万4000戸戸から161万9000戸へ、5000万戸の下方改定となり、2月も159万9000戸から156万4000戸へ、3万5000戸の下方改定となった。
カテゴリー別では、月ごとに変動が激しいアパート(5世帯以上)が前月比32.1%減の34万7000戸と、2月の同17.3%減の51万1000戸に続いて2カ月連続の減少となった。主力の一戸建ても同17.5%減の85万6000戸と、2月の同4.5%増の103万7000戸から大幅減少に転じ、19年5月(81万4000戸)以来10カ月ぶりの低水準となった。
前年比は1.4%増と、2月の同36.1%増を下回ったが、前年水準を10カ月連続で上回った。アパート(5世帯以上)は同3.9%減となったが、一戸建ては同2.8%増と、10カ月連続で前年を上回っている。
先行指標である住宅建築許可件数はアパート(5世帯以上)が前月比で増加したが、一戸建てが急減したため、全体では前月比6.8%減の135万3000戸と、19年7月(131万7000戸)以来8カ月ぶりの低水準となった。ただ、市場予想の125−129万戸を上回った。
内訳はアパートが前月比5.2%増(2月は同22.7%減)の42万3000戸と増加に転じた一方で、一戸建ては同12%減の88万4000戸と、前月の同1.8%増の100万5000戸から11カ月ぶりに減少に転じた。通常、一戸建ての場合、建築許可を受けてから6カ月後に着工し、2世帯以上の集合住宅の場合は1年後に着工となり時間差がある。このため、一戸建ての建築許可件数の影響は今後数カ月先に現れる。
一戸建ての完成住宅件数は前月比15%減の86万3000戸と、2月の同12.7%増の101万5000戸から大幅に落ち込み、住宅供給不足懸念が強まった。全体の完成件数は、アパート(5世帯以上)が同26.1%増と、大幅増となったことから、前月比6.1%減の122万7000戸となったが、4カ月ぶりの130万戸割れとなった。
一戸建ての建築中件数は、前月比0.4%減の53万4000戸、アパート(5世帯以上)は同0.1%減の67万2000戸となったことから、全体では同0.2%減の121万8000戸と、5カ月ぶりに減少した。ただ、3カ月連続で120万戸台の高水準を維持した。
3月の建築戸数は19年10−12月期の建築中の月平均戸数(117万戸)を4.1%上回ったことから、4月29日発表予定の1−3月期GDP(国内総生産)速報値の住宅投資部門の支えになるとみられる。
<関連銘柄>
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提供:モーニングスター社




