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米2月中古住宅販売件数、前月比6.5%増の年率577万戸―13年ぶりの高水準
2020-03-23 09:43:00.0
<チェックポイント>
●3月以降の統計にウイルス感染拡大の悪影響反映される―市場観測
●販売価格(中央値)は27万100ドル―前年比8%上昇と高水準続く
●パンデミックでも住宅価格は住宅不足のため高値続く―NARエコノミスト
NAR(全米不動産業協会)が20日発表した2月中古住宅販売件数(季節調整済み)は、前月比6.5%増の年率換算577万戸と、1月の同2%減の542万戸から増加に転じ、07年2月以来13年ぶりの高水準となった。また、市場予想の550万戸に対しても上回った。住宅ローン金利が過去最低水準まで低下していることや、堅調な雇用・所得の伸びに支えられた。
季節要因を無視できる前年比も7.2%増と、高い伸びを示し、8カ月連続で前年水準を上回り、堅調を維持している。今回の結果を受け、NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ヤン氏は、「2月が13年ぶりの高水準となったのは、住宅ローン金利の低下と、最近の数年間、購入手控えで鬱積(うっせき)していた、かなりの規模の潜在的な住宅購入需要が表に出始めたため」と分析している。
ただ、市場では2月統計は中国で発生した新型コロナウイルス(COVID−19)がパンデミック(感染症の世界流行)となる前のデータだったため、3月以降の統計に悪影響が強く出るとみている。
住宅供給の過不足感を示す2月時点の未販売住宅(在庫)は前月比5%増の147万戸と、2カ月連続で増加したが、同月の販売ペースに換算した在庫水準は3.1カ月分と、1月と変わらず、1年前の3.6カ月分や適正水準とされる5−6カ月分も下回った。
中古住宅の販売ペースをみると、販売物件が1月に市場に残っていた期間は36日間と、前月の43日間から短期化した。2月中に販売された物件のうち、全体の47%(1月は42%)が市場に出てから1カ月弱で販売され、1月と比べ販売ペースが加速した。
地域別の販売件数を見ると、全米4地区のうち、北東部だけが前月比4.1%減(前年比2.9%増)の70万戸となった。一方、西部は同18.9%増(同11.5%増)の126万戸と急増。全体の4割以上を占め最もウエートが大きい南部が同7.2%増(同8.2%増)の252万戸、中西部も同0.8%増(同4%増)の129万戸となった。
中古住宅価格は中央値で前月比1.5%上昇の27万100ドルと上昇に転じた。また、前年比も8%上昇と高い伸びが続いており、実質賃金上昇率(0.7%)や名目賃金上昇率(3%)を大幅に上回り、96カ月連続で前年水準を上回っている。
一方、住宅供給不足と高水準の住宅価格が続く中、2月の新規住宅取得者の比率は32%と、1年前や前月と一致した。ただ、19年と18年の各33%や17年の34%、16年の35%を依然下回っている。前出ヤン氏は、「米国内や世界の緊急事態を考えると、今後の住宅販売の予測は難しいが、住宅価格は株式市場と違って、住宅供給が不足しているため、下落することはなく、高値水準が続く」と指摘する。
<関連銘柄>
NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、
SPD500<1557>、NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、
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提供:モーニングスター社




