youtube fund_beginer fund_search fund_look

金融・経済ニュース

米11月住宅着工件数、前月比3.2%増の136.5万戸―市場予想上回る

2019-12-18 10:03:00.0

<チェックポイント>
●着工件数、西部、北東部が急増

●許可件数、一戸建てとアパートが増加し12年6カ月ぶり高水準に

●一戸建て完成件数、前月比で減少に転じ住宅供給不足懸念強まる

 米商務省が17日発表した11月住宅着工件数(季節調整値)は年率換算で前月比3.2%増の136万5000戸と10月の同4.5%増(改定前は3.8%増)に続いて2カ月連続の高い伸びとなり、市場予想の134万戸も上回った。12年超ぶりの高水準となった8月(137万5000戸)に迫る勢いとなった。

 着工件数が増加したのは、月ごとに変動が激しいアパート(5世帯以上)が前月比2.3%増の40万4000戸と10月の同11.9%増の39万5000戸に続いて2カ月連続で増加した一方で、主力の一戸建ても同2.4%増の93万8000戸と10月の同1.6%増に続いて6カ月連続で増加したからだ。

 住宅ローン金利が低水準で推移するなか、約50年ぶりの低失業率や賃金の堅調な伸びを背景に住宅購入者のアフォーダビリティ(住宅取得能力)が改善していることから、建築業者は18年11月から手ごろな価格の一戸建ての着工に重点を移している。今回の11月統計でも一戸建ては、全体の約6割を占める主力の南部が前月比4.1%減となったものの、全体の25%を占める西部が同8.8%増と高い伸びとなった。中西部は同0.8%減となったが、北東部が同67.6%増と急増した。

 一方、着工件数の前年比は13.6%増と、前年水準を6カ月連続で上回った。アパート(5世帯以上)が同4.4%増となり、一戸建ては同16.7%増と急増。1−11月累計(季節調整前)でも、前年比0.6%増の118万600戸と、前年水準を上回った。このうち、一戸建ては同0.4%減の81万9000戸、アパート(5世帯以上)は同3%増の34万8600戸となっている。

 また、過去2カ月の着工件数の改定は、10月だけが9000戸の上方改定となった。9月は変わらなかった。

 先行指標である住宅建築許可件数もアパート(5世帯以上)と一戸建てが前月比でともに増加したため、全体では前月比1.4%増の148万2000戸と10月の同5.0%増からさらに増加し、07年5月の149万3000戸以来12年6カ月ぶりの高水準となった。また、市場予想の140万戸を大幅に上回った。前年比も11.1%増と高い伸びを示し、5カ月連続で前年水準を上回っている。

 一戸建ての完成住宅件数は前月比3.6%減の88万3000戸と減少に転じ、9月の85万8000戸以来3カ月ぶりの低水準に戻り、住宅供給不足の懸念が強まった。全体の完成件数は、前月比6.6%減の118万8000戸と減少に転じ、9月の112万9000戸以来3カ月ぶりの低水準に戻った。アパート(5世帯以上)が同16.0%減と大幅減に転じたことが主因。

 一戸建ての建築中件数は前月比0.8%増の52万6000戸、また、アパート(5世帯以上)は同1.1%増の63万2000戸となったことから、全体では同1.0%増の117万戸と、4カ月連続で増加し、07年4月(118万1000戸)以来2年7カ月ぶりの高水準を維持した。

<関連銘柄>
 NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、
 SPD500<1557>、NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、
 NYダウベア<2041>

提供:モーニングスター社