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金融・経済ニュース

米10月新築住宅販売、前月比0.7%減の73.3万戸―市場予想上回る

2019-11-27 10:34:00.0

<チェックポイント>
●前月比減少は9月急増の反動減が主因

●40万ドル超の高額物件の販売比率上昇―手ごろ価格帯の比率低下

●住宅在庫(供給)戸数は5カ月ぶりに増加

 米商務省が26日発表した10月新築住宅販売件数(季節調整済み)は前月比0.7%減の年率換算73万3000戸と3カ月ぶりに減少したが、水準的には9月に続き2カ月連続で07年7月(77万8000戸)以来12年超ぶりの高水準を維持。また、市場予想の71万戸を大幅に上回った。減少は前月(9月)が70万1000戸(改定前は0.7%減)から73万8000戸(同4.5%増)に上方修正された反動によるもの。過去分は、8月が前回発表時の70万6000戸と据え置かれ、7月は66万5000戸から66万戸に引き下げられたが、3カ月間で計3万2000戸の上方改定となった。

 この結果、直近3カ月(8−10月)の月平均の販売件数は72万6000戸となり、前3カ月(7−9月)の70万1000戸を3.6%も上回った。

 季節要因を無視できる前年比は31.6%増と9月の同32.5%増(改定前は同15.5%増)に続いて5カ月連続で前年水準を上回り、堅調を維持している。1−10月累計販売件数でみても前年比9.6%増と、18年水準を上回り続けている。

 全体の販売件数のうち、着工前の販売件数は前月比13.6%増の25万戸と、3カ月連続で増加した。また、建築中の新築住宅の販売件数は同4.4%減の23万7000戸と、前月の急増(10.2%増)の反動で減少したが、1年前に比べて9.7%増と、住宅販売の勢いは相変わらず強い。

 10月の住宅価格をみると、中央値(季節調整前)は高額物件の販売比率が上昇し、手ごろな価格帯の物件比率が低下したため、前月2.1%上昇の31万6700ドルと、9月の同5.1%低下から上昇に転じ、8月(32万6700ドル)以来2カ月ぶりの高値水準となった。前年比は3.5%低下となった。販売価格帯をみると、40万ドル超の高額物件の販売比率は30%と、9月の25%を上回り、高めの物件にシフトした。一方、15万−30万ドル未満の手ごろ物件の比率は9月の47%から45%(1年前は42%)に低下した。

 地域別の販売件数は全体の約3割を占め、南部に続いて販売件数が多い西部が前月比7.1%増(前年比21.9%増)、中西部も同4.2%増(同17.2%増)と急増した。北東部は同18.2%減(同17.4%増)、全体の約6割を占め販売件数が最も多い南部も同3.3%減(同40.6%増)と、いずれも減少した。

 住宅供給面をみると、10月の新築住宅在庫(着工前や建築中の住宅も含む。季節調整値)は前月比0.3%増(前年比3.3%減)の32万2000戸と、前月の同0.9%減から5カ月ぶりに増加し、8月(32万4000戸)以来2カ月ぶりの高水準に戻った。これを10月の販売ペースで計算した新築住宅の在庫水準は5.3カ月相当(1年前は7.2カ月相当)と、9月の5.2カ月相当を上回った。ただ、住宅建築業界が需要と供給のバランスが取れた容認可能な水準とする6カ月相当を下回っており、全体的には供給は依然タイトな状況であることを示す。

<関連銘柄>
 NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、
 SPD500<1557>、NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、
 NYダウベア<2041>

提供:モーニングスター社