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金融・経済ニュース

10月FOMC議事録、年内利下げは3回で十分と判断

2019-11-21 11:19:00.0

<チェックポイント>
●FOMC委員の大半が米経済の見通しについて「良好」との見方示す

●「これまでの利下げの効果を注視しFF金利の適切な道筋を決める」と指摘

●2委員は「当面、追加利下げがないことを声明文で示すべき」と主張




 FRB(米連邦準備制度理事会)は20日に公表したFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録(10月29−30日開催分)で、FOMC委員の大半が米経済の見通しについて「良好」との見方を示し、年内利下げは10月会合を含め3回で十分と判断していることが分かった。

 議事録では、「経済活動の拡大が続き、強い雇用市場、さらにはインフレ率も2%上昇の物価目標に近い水準となる可能性が最も高いという見方は前回会合時の9月以降、変わっていない」とし、米経済の見通しは良好との見方を示した。貿易摩擦などのリスクは依然残るものの低下したとしている。

 FRBは10月会合で利下げを決めた最大の理由については、「多くの委員が世界経済の減速や貿易摩擦の先行きの不確実性が高いことに鑑みて追加利下げを決めた」と指摘。ただ、「それにもかかわらず、経済指標を見る限り、世界経済の減速という逆風に直面している米経済が強靭(きょうじん)であることを証明している」とも述べている。

 さらに、FRBが10月会合を含め、今年に入り3回の小幅利下げを決めたことについて、複数の委員は「10月会合で金融政策を緩和したことにより、FF(フェデラル・ファンド)金利の誘導目標を中立金利(均衡実質金利)やイールド曲線など適切な金融政策を判断する上で重要な指標との整合性を高める」と指摘。また、「多くの委員は10月会合での利下げ後の金融政策スタンスは、米経済の緩やかな拡大と強い雇用市場、インフレ率の2%上昇の物価目標への収束の見通しを支えると判断した」とした上で、「これまでのFOMCの金融政策決定(利下げ)の効果などを注視し、FF金利の適切な道筋を決める」と年内3会合連続の利下げで十分との見方を示した。

 一方、「2委員は米経済が著しく減速しない限り、FOMCは市場に対し、当面、追加利下げの可能性がないことを会合後に発表する声明文で明らかにすべきだと主張した」とも述べている。

 ただ、市場では、20年に入って米経済の成長率が鈍化すると予想されており、利下げが再開されるとみる向きが多い。

<関連銘柄>
NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、SPD500<1557>、NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、NYダウベア<2041>

提供:モーニングスター社