金融・経済ニュース
南ア・ランド週間場況=ランド・円、南ア財政への先行き不透明感で上値重そう
2019-11-05 16:59:00.0
ランド安・円高 7.18円(−0.25円)
10月28日−11月1日のランド・円は下落した。週初10月28日、トランプ米大統領が米中貿易協議の合意署名について前向きな見解を表明したことが好感されてリスクオンのランド買いが先行したが、29日は、南ア7−9月期失業率の悪化などを受けてランド売りが優勢となった。30日、南ア政府が中期財政計画を発表したが、国営電力会社救済のために財政赤字が拡大するとの見方が示され、ランド売りが加速。31日は、中国がトランプ米大統領との長期的貿易合意の実現性に疑念を抱いているとの報道を受けてリスクオフの円買いが先行した。11月1日、格付け会社のムーディーズが格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げたが、格付け自体は「Baa3」に据え置かれたため、ランドは買戻された。
債券市場で、長期債利回りは上昇した。南ア経済指標の悪化に加え、南ア財政への警戒感から債券売りが優勢となった。週末にムーディーズによる格付け見通しの引き下げが公表されると、債券売りが加速した。南アランド建て15年債利回りは前週末の9.45%から9.84%に上昇して越週した。
4−8日のランド・円は、さえない展開か。市場の関心が高かったムーディーズによる格付け見直しを通過したものの、南ア財政への先行き不透明感は根強く、ランドの上値は重そうだ。ただ、ランド・円は1ランド=7円を割り込むと買い戻される傾向にあるため、下値も限定的か。
<関連銘柄>
南ア40連動<1323>、iS新興国<1362>、上場EM債<1566>、
iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>
提供:モーニングスター社




