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金融・経済ニュース

米8月S&PコアロジックCS住宅価格指数、7カ月連続上昇で過去最高を更新

2019-10-30 11:09:00.0

<チェックポイント>
●全米価格指数、前年比3.2%上昇―7月から加速

●20都市圏、前年比2%上昇―市場予想下回る

●主要都市のうち、ラスベガスの価格上昇は大幅鈍化

 米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が29日発表した8月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(季節調整前)は、一戸建て中古住宅の価格動向を示す総合指数である全米住宅価格指数が前月比0.2%上昇の212.06と、7カ月連続で上昇し、過去最高を更新した。7月は211.63(改定前211.72)に改定されている。

 同指数の過去最高の更新は18年10月に23カ月連続で止まったが、今年3月から改めて過去最高を更新し続けている。

 前月比では7月の同0.4%上昇から伸びが鈍化したものの、前年比の伸びは3.2%上昇と、7月の3.1%上昇からやや加速した。

 市場の関心が高い主要20都市圏の価格指数(季節調整前)は前月比0.04%上昇の218.14と、7カ月連続で上昇した。前年比は2.0%上昇と7月から横ばい、市場予想の2.5%上昇を下回った。

 都市別では、20都市のうち、フェニックスが前年比6.3%上昇と最も高い伸びを示した。2番目に高い伸びとなったのはシャーロットの同4.5%上昇、次いでタンパの同4.3%上昇、アトランタの同4%上昇、ミネアポリスとボストンの同3.9%上昇、デトロイトの同3.8%上昇などとなった。一方、前月2番目の伸びをみせていたラスベガスが同3.3%上昇にとどまるなど西海岸の主要都市で低い伸びが目立った。シアトルは同0.7%上昇と、4カ月ぶりに上昇に転じたが、1年前の13%上昇から伸びが急激に鈍化している。主要都市の中でマイナスとなったのはサンフランシスコだけだった。

 S&P500指数を運営している米S&Pダウジョーンズ・インデックスのマネージング・ディレクター兼指数管理担当責任者であるフィリップ・マーフィー氏は、「(値上がり率ランキングで)地域的な変動が見られた。南東部の3都市(シャーロットとタンパ、アトランタ)で前年比の伸びが加速し、ラスベガスの前年比の伸び率も前月の4.7%上昇からわずか3.3%上昇に鈍化した」と指摘する。

 一方、主要10都市圏の価格指数(季節調整前)も前月比横ばいの230.83となり、06年6月のピーク(226.29)を6カ月連続で上回った。しかし、前年比は1.5%上昇と、7月の同1.6%上昇を下回り、伸びが減速した。

 住宅購入者は住宅価格がまだ高水準にあるため、最近の住宅ローン金利の鈍化にもかかわらず、積極的な購入を控えている。このため、住宅価格は前年比の伸びが鈍化傾向を示している。

<関連銘柄>
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提供:モーニングスター社