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南ア・ランド週間場況=ランド・円、上値の重い展開か
2019-10-15 16:47:00.0
ランド高円安 7.32円(+0.22円)
7−11日のランド・円は上昇した。11月1日発表予定の格付け会社ムーディーズによる格付け見直しを控えて警戒感が強まる中、週前半は米中貿易協議への懸念がランド・円の上値を抑えたが、週半ば以降は協議への期待が高まって持ち直し、週末11日には米中協議の部分合意が好感されて切り返した。また、週内は10日に南アの重要な経済指標の発表が重なったが、8月鉱物生産量などは弱かった一方で8月製造業生産が市場予想を上回ったことが好感され、ランド・円を支えた。
債券市場で、長期債利回りは上昇した。米中貿易協議の先行き不透明感を背景に週前半からリスクオフの債券売りが先行した。週半ばには米中協議への期待感から債券を買戻す動きが強まったものの、週末にかけて再び売りが優勢となり、南ア15年債利回りは前週末の9.48%から9.54%に上昇して越週した。
14−18日のランド・円は、上値の重い展開とみる。米中貿易協議は第1段階の合意に至ったものの、中国側が署名前にさらなる交渉を希望しているとの報道もあり、楽観は禁物。国内では国営電力会社に対する支援をめぐる南ア財政への懸念も根強く、格付け会社による格付け見直しへの警戒感もあることから、積極的にランドを買うような動きは期待しにくい。
<関連銘柄>
南ア40連動<1323>、iS新興国<1362>、上場EM債<1566>、
iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>
提供:モーニングスター社




