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金融・経済ニュース

米5月S&PコアロジックCS住宅価格指数、全米および20都市とも伸び鈍化

2019-07-31 11:31:00.0

<チェックポイント>
●全米価格指数、前年比3.4%上昇―4月の3.5%上昇から鈍化

●20都市圏、前年比2.4%上昇―市場予想下回る

●価格指数の伸びが急速に鈍化するリスクは低い―S&P分析

 米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が30日発表した5月の米S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(季節調整前)は、一戸建て中古住宅の価格動向を示す総合指数である全米住宅価格指数が前月比0.8%上昇の209.66となり、4月の207.91(改定前207.97)を上回り、過去最高を更新した。

 一方、前年比の伸びは3.4%上昇となった。1月の4.2%上昇、2月の同3.9%上昇、3月の同3.7%上昇、そして4月の3.5%上昇と、伸びが着実に鈍化している。

 市場の関心度が高い主要20都市圏の価格指数(季節調整前)は前月比0.6%上昇の216.94と、4カ月連続で上昇も、前年比では2.4%上昇となり、市場予想の3.5%上昇を大幅に下回った。18年4月から14カ月連続の伸び鈍化となる。

 都市別では、20都市のうち、人口と雇用がともに増加しているラスベガスは引き続き前年比6.4%上昇と、最も高い伸びを示した。次いでフェニックスが同5.7%上昇、タンパが同5.1%上昇となった。一方、西海岸のサンフランシスコは同1.0%上昇、シアトルは同1.2%低下と、1年前の13%上昇から伸びがマイナスとなった。主要都市の中でマイナスとなったのはシアトルだけだった。

 S&P500指数を運営している米S&Pダウジョーンズ・インデックスのマネージング・ディレクター兼指数管理担当責任者であるフィリップ・マーフィー氏は、「全国の住宅供給(在庫)は増加傾向にあり、これは住宅需要が弱いことを示している」と述べ、住宅ローンの低下にもかかわらず、住宅販売の不振が価格の伸び鈍化の理由になっているとした。ただ、7都市では前年比の伸びが4月時点よりも高いことから、住宅価格の上昇は根強いとの見解を示し、「今後、全米価格指数の伸びが急速に鈍化するリスクは低い」とし、当面、緩やかな鈍化が続くと見ている。

 一方、主要10都市圏の価格指数(季節調整前)も前月比0.5%上昇の230.12となり、06年6月のピーク(226.29)を3カ月連続で上回ったが、前年比は2.2%上昇と、4月の同2.3%上昇を下回り、伸びが減速した。

 住宅購入者は住宅価格がまだ高水準にあるため、最近の住宅ローン金利の鈍化にもかかわらず、積極的な購入を控えている。このため、住宅価格全体的に前年比の伸びが鈍化傾向を示している。

<関連銘柄>
 NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、
 SPD500<1557>、NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、
 NYダウベア<2041>

提供:モーニングスター社