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金融・経済ニュース

米6月新築住宅販売、前月比7%増の64.6万戸―市場予想下回る

2019-07-25 11:15:00.0

<チェックポイント>
●西部が急増し全体押し上げ―中西部が急減

●住宅価格は前月比2.3%上昇

●住宅在庫、2カ月連続で増加

 米商務省が24日発表した6月新築住宅販売件数(季節調整済み)は前月比7%増の年率換算64万6000戸と5月の同8.2%減(改定前は7.8%減)から3カ月ぶりに増加したものの、市場予想の66万戸を下回っており、それほど強い回復とはならなかった。前年比は4.5%増と5月の同7%減(改定前は同3.7%減)から増加に転じ、2カ月ぶりに前年水準を上回った。1−6月累計販売件数も前年比2.2%増となっている。

 全体の販売件数のうち、着工前の販売件数は前月比34%増の20万5000戸と急増した半面、建築中の新築住宅の販売件数は同9%減の19万5000戸と、1年前に比べても17%も少なく、まちまちの結果となった。

 最近の住宅ローン金利の低下や所得の増加で住宅購入者のアフォーダビリティ(住宅取得能力)が高まってきたことで、新築販売が3カ月ぶりに回復したが、手ごろな価格帯の住宅供給が不足しているため、回復ペースは鈍い。手ごろな価格物件の供給不足で、中所得者や初めて住宅を購入する新規住宅取得者が依然、割安な中古住宅市場にシフトしていることも背景にある。

 6月の住宅価格をみると、中央値(季節調整前)は前月比2.3%上昇の31万400ドルと、5月の同10%低下から上昇に転じ、3月(31万600ドル)の水準に戻った。前年比はほぼ横ばい(0.03%低下)だった。販売価格帯をみると、30万ドル超のやや高額物件の販売比率は54%と、5月の51%を上回り、高めの物件にシフトした。しかし、その一方で15万−30万ドル未満の手ごろ物件の販売比率も前月の45%から46%に上昇し、1年前の45%をやや上回った。これは住宅購入者の手ごろな価格への志向が強いことから、建築業者が利益率の低い手ごろ物件の供給を増やしたからだ。

 地域別の販売件数は、中西部が前月比26.3%減(前年比17.6%減)と急減し、北東部も同4.2%減(同50%減)と減少した。他方、全体の約3割を占める西部が同50.4%増(同19.4%増)と急増し、全体の約6割を占め販売件数が最も多い南部も同0.3%増(同9.5%増)と堅調を維持した。

 また、今回の発表では、4月と5月の過去2カ月間の販売件数が合計で4万3000戸の下方改定となったことは、住宅市場が後退の兆しを見せており悲観材料だ。4月は65万8000戸(前回発表時は67万9000戸)、5月も60万4000戸(同62万6000戸)と、いずれも下方改定された。

<関連銘柄>
 NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、
 SPD500<1557>、NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、
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提供:モーニングスター社