金融・経済ニュース
米5月新築住宅販売、前月比7.8%減の62.6万戸―市場予想下回る
2019-06-26 11:44:00.0
<チェックポイント>
●北東部と西部で急減し全体押し下げ―南部と中西部は増加に転じる
●住宅価格は前月比8.1%低下―1年3カ月ぶりの低水準に
●住宅在庫、4カ月ぶりに増加に転じる
米商務省が25日発表した5月新築住宅販売件数(季節調整済み)は前月比7.8%減の年率換算62万6000戸と4月の同3.7%減(改定前は6.9%減)に続いて2カ月連続の減少。市場予想68万3000戸に対しても大幅に下回った。また、季節要因を無視できる前年比も3.7%減と、4月の同7.9%増(改定前は同7%増)から減少に転じ、5カ月ぶりの前年割れとなった。
最近の住宅ローン金利の低下や所得の増加で住宅購入者のアフォーダビリティ(住宅取得能力)が高まってきたにもかかわらず、住宅価格が急低下した割には需要が喚起されていないとみられる。
住宅価格は中央値(季節調整前)で前月比8.1%低下の30万8000ドルと、4月の同8.1%上昇から低下に転じた。前年比も2.7%低下と、2カ月ぶりに前年水準を下回り、1月以来4カ月ぶりの低水準となった。販売価格帯をみると、40万ドル超の高額物件の販売比率は4月の34%から5月は29%に低下した一方で、40万ドル未満の物件の比率は前月の66%から70%に上昇し、価格が安い方にシフトした。さらに、15万−30万ドル未満の手ごろ物件の販売比率は前月の37%から44%に上昇し、1年前の39%を上回った。
地域別の販売件数は、北東部が前月比17.6%減(前年比15.2%減)、また、全体の約3割を占める西部も同35.9%減(同17.2%減)と、急減した一方で、全体の約6割を占め販売件数が最も多い南部は同4.9%増(同1.3%増)、中西部も同6.3%増(同2.4%増)と、いずれも増加に転じた。
着工前や建築中の住宅も含む新築住宅在庫(季節調整値)は前月比0.3%増(前年比10.3%増)の33万3000戸と、4カ月ぶりに増加した。住宅バブル期の在庫水準(45万戸)の74%の水準にとどまっているが、販売ペースで計算した新築住宅の在庫水準は6.4カ月相当(1年前は5.6カ月相当)と、住宅建築業界が需要と供給のバランスが取れた容認可能な水準とする6カ月相当を3カ月ぶりに上回り、供給が需要をやや上回っていることを示した。
また、今回の発表では、3月と4月の過去2カ月間の販売件数が合計で1万2000戸の下方改定となったことは悲観材料だ。3月は70万5000戸(前回発表時は72万3000戸)、4月も67万9000戸(同67万3000戸)と、いずれも下方改定された。
<関連銘柄>
NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、
SPD500<1557>、NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、
NYダウベア<2041>
提供:モーニングスター社




