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金融・経済ニュース

米5月中古住宅販売、前月比2.5%増の年率534万戸―市場予想上回る

2019-06-24 09:37:00.0

<チェックポイント>
●販売件数、3カ月ぶりに増加―住宅ローン金利の一段の低下で

●販売価格の中央値は4カ月連続上昇し、過去最高値更新

●未販売住宅(在庫)は4.3カ月分―前月の4.2カ月分上回る

 NAR(全米不動産業協会)が21日発表した5月中古住宅販売件数(季節調整済み)は、前月比2.5%増の年率換算534万戸と、4月の同横ばいから3カ月ぶりに増加。市場予想の530万戸も上回った。

 一方、季節要因を無視できる前年比は1.1%減と減少幅が縮まったものの、18年3月以降15カ月連続の前年割れとなっている。

 NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ヤン氏は、「住宅ローン金利の一段の低下で購買力が急激に押し上げられた」と金利低下が住宅購入者のアフォーダビリティ(住宅取得能力)を高めたとみている。ただ、「住宅販売のペースが速くなっている」とした上で、今後は住宅建築をもっと増やす必要があると指摘。「住宅供給不足となり、多くの中間所得層の住宅取得がますます難しくなる」と懸念も表明している。

 住宅供給の過不足感を示す5月時点の未販売住宅(在庫)は前月比4.9%増の192万戸と5カ月連続で増加した。在庫は着実に改善しており、住宅購入者にとって購入したい住宅の選択の余地が一段と広がっている。これを同月の販売ペースに換算した在庫水準も4.3カ月分と、前月と1年前の4.2カ月分を上回った。前年比も2.7%増(戸数ベース)となっている。ただ、それでも適正水準とされる6カ月分を下回っており、住宅供給不足の状況は変わらず住宅販売の足かせとなっている。

 中古住宅の販売ペースをみると、5月は売り出された物件が市場に残っていた期間が26日間と、4月の24日間をやや上回ったが、1年前の26日間と一致し、販売ペースは回復基調にある。また、1カ月以内に販売された物件数は全体の53%(4月も53%)と、住宅購入需要が依然強いことを示した。

 地域別販売件数をみると、全米4地区のすべてで増加した。特に北東部と中西部で大幅増加となった。全体の4割以上を占め最もウエートが大きい南部は前月比1.8%増(前年比は1.3%増)の232万戸と、3カ月ぶりに増加に転じた。北東部も同4.7%増(同横ばい)の67万戸、中西部も同3.4%増(同3.9%減)の122万戸、西部も同1.8%増(同3.4%減)の113万戸となった。

 中古住宅価格は中央値で前月比4%上昇の27万7700ドルと、4カ月連続で上昇し、これまでの過去最高だった18年6月の27万3800ドルを上回った。前年比も4.8%上昇と、実質賃金上昇率(1.1%増)や名目賃金上昇率(3.1%増)を上回る高い伸びで、87カ月連続で前年水準を上回っている。

<関連銘柄>
 NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、
 SPD500<1557>、NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、
 NYダウベア<2041>

提供:モーニングスター社