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米3月中古住宅販売、前月比4.9%減の年率521万戸―市場予想下回る
2019-04-23 10:59:00.0
<チェックポイント>
●販売件数は前月急増からの反動減と手ごろ価格物件不足が要因
●販売価格(中央値)は25万9400ドルで2カ月連続上昇
●未販売住宅(在庫)は3.9カ月分―3カ月連続で前月を上回る
NAR(全米不動産業協会)が22日発表した3月中古住宅販売件数(季節調整済み)は、最近の住宅ローン金利の低下と所得の増加で住宅購入者のアフォーダビリティ(住宅取得能力)が改善しているにもかかわらず、前月比4.9%減の年率換算521万戸と、18年11月(521万戸)以来4カ月ぶりの低水準となり、市場予想の537万戸に対しても下回った。
また、季節要因を無視できる前年比も5.4%減と急減。18年3月以降13カ月連続の前年割れとなった。
NARのチーフエコノミストであるローレンス・ヤン氏は、「前月が大幅増となったことから、3月は大幅減になると予想されていた」と述べ、2月が前月比11.2%増の548万戸(改定前は551万戸)と、15年12月以来3年2カ月ぶりの大幅増となった反動で急減したとみている。また、最近の住宅ローン金利の低下と所得の増加にもかかわらず、販売減となったことについては、「住宅ローンの金利低下の効果がまだ十分に住宅販売増に反映されていない」としている。
ただ、3月の住宅在庫(供給)が3カ月連続で増加したことは明るい材料だ。NARのジョン・スマビー会長は、「住宅在庫が前月より緩やかながら増加したことは嬉しい。住宅ローン金利が低下し好ましい水準となっており、住宅購入者にとっては今が最も良い時期となる」と今後の販売拡大に期待する。NARでは販売が加速するのは今年後半になると予想している。
住宅供給の過不足感を示す3月時点の未販売住宅(在庫)は前月比3.1%増の168万戸と、3カ月連続の増加となった。同月の販売ペースに換算した在庫水準は3.9カ月分となり、前月と1年前の3.6カ月分を上回った。前年比も2.4%増(戸数ベース)と、前年を上回る水準を維持。ただ、それでも適正水準とされる6カ月分を依然大幅に下回っており、相変わらず供給不足の状況が住宅販売の足かせとなっている。
中古住宅の販売ペースをみると、3月は売り出された物件が市場に残っていた期間が1月の44日間から36日間に減少した。1カ月以内に販売された物件数は全体の47%(2月は40%)に上昇。住宅販売が次第に活気を帯び始めたことを示している。
地域別販売件数は、全米4地区のすべてで減少となった。全体の4割以上を占め最もウエートが大きい南部は前月比3.4%減(前年比は2.1%減)の228万戸となり、全体を押し下げた。中西部は同7.9%減(同8.6%減)の117万戸と、4地区中、最大の落ち込みを見せた。西部は同6%減(同10.7%減)の109万戸、北東部も同2.9%減(同1.5%減)の67万戸となった。
3月の中古住宅価格は中央値で前月比3.7%上昇の25万9400ドルと、2カ月連続で上昇し、手ごろな価格帯の物件が減少したため、販売が抑えられた。住宅価格は過去最高を記録した昨年6月の27万3800ドルに接近しており、前年比も3.8%上昇と、実質賃金上昇率(1.1%増)や名目賃金上昇率(3.2%増)を上回る高い伸び。85カ月連続で前年水準を上回り高値が続いている。
住宅供給不足と高水準の住宅価格が続く中、3月の新規住宅取得者の比率が33%と、前月の32%や1年前の30%を上回ったのは明るい材料といえる。
<関連銘柄>
NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、
SPD500<1557>、NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、
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提供:モーニングスター社




