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RBA、市場の予想通り政策金利を1.5%に据え置き―29会合連続
2019-04-02 18:01:00.0
<チェックポイント>
●「19年の経済成長率見通しは3%増」の文言削除
●「干ばつ被害」を景気下振れリスクに追加
●RBAによる今年1回以上の利下げ―市場予想
豪準備銀行(RBA、中銀)は2日の理事会で、政策金利であるオフィシャルキャッシュレート(OCR、銀行間取引で使われる翌日物貸出金利)を市場の予想通り、過去最低水準である1.5%に据え置くことを決めた。16年9月に据え置きに転じて以降、これで29会合連続の現状維持となる。
RBAが金融政策を据え置いた背景には、インフレ率が物価目標(2−3%上昇)を下回る低水準が続いていることがある。RBAは政策決定会合後の声明文で、前回3月会合時と同様、「インフレ率は依然低位で安定している」と述べている。
また、RBAは19年以降のインフレ見通しについて、前回会合時と同様、ゆっくりしたペースながら伸びが加速していくと想定。短期的には原油価格の下落により伸びが鈍化するとみるが、コアインフレ率は19年が2%上昇、20年には2.25%上昇との見通しを据え置いた。ただ、今回の会合では、「コアインフレ率は全体的に安定した状態が続く」の文言を追加した。
インフレ加速要因となる賃金の見通しについても、「強い雇用市場を背景に伸びるが、ゆっくり徐々に進むとみられ、これは歓迎すべきことだ」と前回会合時と同様、インフレ加速懸念は示さなかった。
その上で、「低金利はオーストラリア経済を引き続き下支えしている。今後、失業率の低下が一段と進み、インフレ率が物価目標の水準に戻ることが予想されるが、緩やかなペースで進む。こうしたさまざまな判断材料に基づいて、RBAは金融政策を現状のまま維持することが、経済成長を持続的に安定させ、やがて物価目標を達成することに役立つと判断した」と述べた。
ただ、景気の先行き見通しについて、前回会合時に使われた「19年は(成長率が)平均でおよそ3%増となる」との文言を削除した。RBAは2月会合で19年の成長率見通しを3.5%増から3%増に下方修正し、3月会合でもこの予想を据え置いていた。また、今回の会合で新たに「18年10−12月期GDP(国内総生産)伸び率は前期比0.2%増、前年比2.3%増となったが、GDP伸び率は失業率が低い割にはそれほど強くない」との文言を加えた。
景気下ブレリスクについては、「一部地域での干ばつ被害が農業生産に影響を与えている」と指摘した。市場ではRBAが5月に発表する最新の四半期インフレ報告書で経済成長率の見通しを下方修正する可能性が高いとみている。
雇用市場の見通しについては、RBAは声明文で、前回会合時と同様、「雇用市場は依然として強い」との認識を示したが、失業率の見通しについては、「今後数年間で4.75%に低下することが予想される」の文言が削除された。「求人倍率は依然として高い。一部地域では熟練労働者が不足している」との文言は据え置かれた。
次回会合は5月7日に開かれる予定。
提供:モーニングスター社




