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金融・経済ニュース

米2月小売売上高、前月比0.2%減―市場予想下回る

2019-04-02 10:34:00.0

<チェックポイント>
●園芸・建築資材と家電が大幅減少し全体押し下げ

●自動車・ガソリン除いた実質は前月比0.6%減

●コア小売売上高、前月比0.2%減に悪化―1月は同1.7%増

 米商務省が1日発表した2月小売売上高(季節・営業日調整後)は速報値ベースで前月比0.2%減の5060億ドルと1月の同0.7%増(改定前は同0.2%増)から減少に転じ、18年6月(5052億ドル)以来8カ月ぶりの低水準となった。市場予想の同0.2%増に対しても下回った。また、前年比も2.2%増と、1月の同2.8%増(改定前は同2.3%増)を下回り、伸びが減速した。

 2月小売売上高が減少に転じたのは、米北東部と中西部を襲った大寒波や米中貿易摩擦の激化、世界経済の減速の影響に加え、17年12月から実施されたドナルド・トランプ大統領の1.5兆ドルの大規模減税の効果が薄れ、消費が抑制されてきたためとの見方が市場の大勢となっている。

 内訳をみると、全13業種のうち7業種で減少。自動車・同部品は前月比0.7%増と、前月の同1.9%減から増加に転じ、ガソリンスタンドも同1%増(1月は同1.2%減)と持ち直したが、園芸・建築資材が大寒波の影響もあり、前月比4.4%減(同4.4%増)と、12年4月以来6年10カ月ぶりの大幅下落となった。家電も同1.3%減(同0.6%増)、家具も同0.5%減(同0.3%減)、飲料水・食品の販売小売店も同1.2%減(同1.4%増)と、10年ぶりの大幅下落となった。このほか、アパレルも同0.4%減(同0.6%減)、百貨店も同0.5%減(同0.2%減)となった。

 一方、自動車とガソリン以外の増加業種は、スポーツ用品・趣味・楽曲・書籍が前月比0.5%増(1月は同5.2%増)、オンライン小売も同0.9%増(同4.5%増)、ヘルス・パーソナルケアが同0.6%増(同2.4%増)、飲食・レストランも同0.1%増(同横ばい)となった。

 2月全体の小売売上高から月ごとに変動が激しいガソリンスタンド自動車・同部品を除いた実質の小売売上高は同0.6%減(1月は同1.7%増)と、大幅な落ち込みとなった。これは幅広い業種で売上が減少したことを意味する。ガソリンスタンドと自動車・同部品のほか、建築資材や飲食レストランを除いた、いわゆる“コア小売売上高”(コントロール・グループ)も同0.2%減と、1月の同1.7%増(改定前は同1.1%増)から減少に転じた。

 このコア小売売上高はGDP(国内総生産)を構成する個人消費支出の財支出に組み込まれる重要な指標となっている。2月データが悪化したことで1−3月期GDP(国内総生産)伸び率が押し下げられる見通し。2月の小売データで個人消費の悪化が示されたことから、市場ではFRB(米連邦準備制度理事会)の利上げ休止方針は変わらないとみている。

<関連銘柄>
 NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、
 SPD500<1557>、NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、
 NYダウベア<2041>

提供:モーニングスター社