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金融・経済ニュース

米2月新築住宅販売、前月比4.9%増の66.7万戸―市場予想大幅に上回る

2019-04-01 10:07:00.0

<チェックポイント>
●中西部と北東部が急増、主力南部も増加

●住宅価格は前月比3.8%上昇

●住宅在庫、2カ月連続で減少も高水準を維持

 米商務省が3月29日発表した2月新築住宅販売件数(季節調整済み)は前月比4.9%増の年率換算66万7000戸と、1月の同8.2%増(改定前は6.9%減)からさらに大幅増加となった。2カ月連続の増加で増加率は13.4%増に達し、18年3月(67万2000戸)以来11カ月ぶりの高水準に持ち直した。また、市場予想の61万8000戸を大幅に上回った。季節要因を無視できる前年比も0.6%増となり、前月の同0.5%増(改定前は同4.1%減)に続いて2カ月連続で前年水準を上回った。

 地域別では中西部が前月比28.3%増(前年比3.8%減)、北東部も同26.9%増(同28.3%減)、また、全体の約6割を占め販売件数が最も多い南部も同1.8%増(同6.8%増)と、増加に転じた。南部に続いてウエートが大きい(全体の約3割を占める)西部は同横ばい(同2.9%減)となった。

 一方、18年11月から過去3カ月間の販売件数が改定され、合計で4万9000戸もの大幅な下方改定となった。11月は61万2000戸(前回発表時は62万8000戸)、12月も58万8000戸(同65万2000戸)と、いずれも下方改定された一方で、1月は63万6000戸(同60万7000戸)と上方改定されている。

 2月新築住宅在庫(着工前や建築中の住宅も含む。季節調整値)は前月比0.6%減(前年比13.3%増)の34万戸と、2カ月連続で減少した。2月の販売ペースで計算した新築住宅の在庫水準は6.1カ月相当(1年前は5.4カ月相当)と1月の6.5カ月(改定前6.6カ月)相当を下回ったが、住宅建築業界が容認可能な水準6カ月相当を9カ月連続で達成しており、住宅供給は改善を維持している。

 2月の住宅価格は中央値(季節調整前)で前月比3.8%上昇の32万2800ドルと、1月の同5.9%低下から上昇に転じたが、前年比は3.6%低下と、4カ月連続で前年水準を下回った。購入販売価格帯をみると、40万ドル超の高額物件の販売比率は1月の25%から2月は29%に上昇。他方、40万ドル未満の手ごろな物件の比率は前月の74%から71%に低下。価格が高い方へシフトしたのが、前月比で上昇した要因となっている。しかし、20万ドルから30万ドル未満の手ごろ物件の販売比率は35%と、18年全体の31%から上昇しており、住宅業者は安値価格帯の住宅供給を増やしており、これが前年比での販売価格の低下につながっている。

 今回の2月データは当初、3月25日に発表される予定だったが、18年12月下旬から政府の一部機関が35日間閉鎖されたため、発表が延期されていた。次回3月データは4月23日に発表される予定。

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提供:モーニングスター社