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米1月新築住宅販売、前月比6.9%減の60.7万戸―市場予想下回る
2019-03-15 11:23:00.0
<チェックポイント>
●主力南部が大幅減―政府機関閉鎖と天候悪化が影響
●住宅価格は前月比で0.6%低下
●住宅在庫は減少も10年ぶり高水準を維持―供給改善傾向に
米商務省が14日発表した1月の新築住宅販売件数(季節調整済み)は前月比6.9%減の年率換算60万7000戸と、前月(12月)の同3.8%増(改定前は3.7%増)や11月の同13.8%増から3カ月ぶりに減少に転じ、10月(55万2000戸)以来3カ月ぶりの低水準となった。また、市場予想の62万3000戸に対しても大幅に下回った。
1月の新築販売の大幅減少について、市場では1月の天候悪化と、18年12月22日から1月25日まで35日間に及んだ政府機関の一部閉鎖により、購入が手控えられた可能性があるとみている。
1月の住宅価格は中央値(季節調整前)で前月比0.6%低下の31万7200ドル、また、前年比も3.8%低下と、3カ月連続で前年水準を下回った。しかし、12月が同4.1%上昇の31万9100ドルと急伸しており、1月もそれとあまり変わらず依然高水準となったため、購入が手控えられたとみられる。
季節要因を無視できる前年比も4.1%減となり、前月の同2.5%増(改定前は同2.4%減)から再び前年水準を下回った。
一方、10月以降の販売件数が軒並み上方改定された。10月は55万2000戸(前回発表時54万9000戸)、11月は62万8000戸(同59万9000戸)、12月は65万2000戸(同62万1000戸)となり、過去3カ月で計6万3000戸もの大幅な上方改定となった。
地域別では中西部が前月比28.6%減(前年比41.9%減)と、12年以来7年ぶりの大幅下落となり、北東部も同11.4%減(同11.4%減)、また、全体の約6割を占め販売件数が最も多い南部も同15.1%減(同6.2%増)と、15年以来4年ぶりの大幅下落となった。ただ、南部に続いてウエートが大きい(全体の約3割を占める)西部は同27.8%増(同3.2%減)となり、全体を下支えした。
1月新築住宅在庫(着工前や建築中の住宅も含む、季節調整値)は前月比1.5%減(前年比13.9%増)の33万6000戸となった。これは08年12月(35万3000戸)以来10年ぶりの高水準となった12月(34万1000戸)に近い水準。これを1月の販売ペースで計算した新築住宅の在庫水準は6.6カ月相当(1年前は5.6カ月相当)と、12月の6.3カ月(改定前6.6カ月)相当を上回り、住宅建築業界が容認可能な水準6カ月相当を8カ月連続で達成しており、住宅供給は改善に向かっている。
今回の1月データは当初、2月26日に発表される予定だったが、昨年12月下旬から政府の一部機関が閉鎖されたため、発表が延期されていた。次回2月データは3月29日に発表される予定。
<関連銘柄>
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