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米2月コアCPI、前月比0.1%上昇―市場予想下回り、1月から鈍化
2019-03-13 11:03:00.0
<チェックポイント>
●前年比2.1%上昇―1月の2.2%上昇から鈍化
●インフレ圧力弱く、FRBは将来の利上げを「辛抱できる」状況
●全体指数、前月比0.2%増―前月まで3カ月横ばいから加速
米労働省が12日発表した2月CPI(消費者物価指数)は、FRB(米連邦準備制度理事会)が重視しているコアCPI(価格変動が激しいエネルギーと食品を除いたもの)が前月比0.1%上昇と、1月の同0.2%上昇や18年12月の同0.2%上昇を下回り、市場予想の同0.2%上昇も下回った。一方、前年比も2.1%上昇と、1月と18年12月の同2.2%上昇を下回った。市場予想とは一致した。米経済は堅調なもののインフレ圧力は弱く、FRBは将来の利上げを「辛抱できる(patient)」状況だ。
中古車(乗用車とトラック)が前月比0.7%低下と、1月の同0.1%上昇から減速。新車も同0.2%低下となった。また、処方箋医薬品が同1.0%低下となり、メディカルケア(処方箋代や病院治療費)も1月の同0.3%上昇から同横ばいに減速し全体の重しになった。一方、コア指数を支えたのは、賃貸住宅の家賃やホテル宿泊料などの「シェルター」価格(家賃・宿泊費)とアパレルで、それぞれ同0.3%上昇(1月も同0.3%上昇)、同0.3%上昇(同1.1%上昇)となった。
コア指数の前年比の伸びも1月を下回った。ただ、コアCPIの前年比はFRBの物価目標(2%上昇)を12カ月連続で上回っている。これは堅調な雇用市場や個人消費支出の伸びを反映している他、18年実質GDP(国内総生産)伸び率が2.9%増となり、15年以降の3年間で最も高い伸びとなっていることを反映している。
一方、CPI全体指数(季節調整後)は原油価格、主としてガソリン価格の上昇を受け前月比0.2%上昇と、市場の予想と一致して前月と12月、11月の3カ月連続の横ばいから伸びが加速した。ガソリンは前月比1.5%上昇と、1月の同5.5%低下や12月の同5.8%低下、11月の同5.2%低下から4カ月ぶりに上昇に転じた。この結果、エネルギー全体は同0.4%上昇(前月は同3.1%低下)となった。また、食品も同0.4%上昇と、前月の同0.2%上昇から伸びが2倍に加速した。
また、前年比は1.5%上昇と、1月の同1.6%上昇や12月の同1.9%上昇、11月の同2.2%上昇を下回り、4カ月連続で減速。16年以来3年ぶりの低い伸びとなった。
<関連銘柄>
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