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米18年12月S&Pコアロジック住宅価格指数、主要10都市・20都市とも伸び鈍化
2019-02-27 11:55:00.0
<チェックポイント>
●前年比4.7%上昇―11月の5.1%上昇から鈍化
●主要20都市圏、前年比4.2%上昇―市場予想4.5%上昇に届かず
●サンフランシスコの伸び鈍化が顕著
米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が26日発表した昨年12月の米S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(季節調整前)は、一戸建て中古住宅の価格動向を示す総合指数である全米住宅価格指数が前月比0.1%低下の205.35と、11月の205.64(改定前205.85)を下回った。また、前年比の伸びは4.7%上昇と、11月の5.1%上昇(改定前5.2%上昇)から鈍化し、15年8月以来4年ぶりの低い伸びとなった。
市場の関心度が高い主要20都市圏の価格指数(季節調整前)は前年比4.2%上昇と、12年以来6年ぶりの低い伸びとなり、市場予想の4.5%上昇や11月の4.6%上昇も下回った。
20都市のうち、主に南西部で急伸が続いており、人口と雇用がともに増加しているラスベガスは引き続き前年比11.4%上昇と、最も高い伸びを示した。次いでフェニックスの同8.0%上昇、アトランタの同5.9%上昇、デンバーの5.5%上昇、シアトルの同5.1%上昇などとなっており、サンフランシスコは3.6%上昇に伸びが急速に鈍化した。
一方、主要10都市圏の価格指数(季節調整前)も前年比は3.8%上昇と、11月の同4.2%上昇を下回り、伸びが減速した。
主要20都市圏と10都市圏の価格指数はいずれも12年3月の底値から55−59%上昇しており、20都市圏はバブル期の06年のピークを3.1%上回った状況が続いている。10都市圏もピークを0.1%上回っている。住宅価格の上昇ペースは勤労者世帯の1時間当たり賃金の伸びの2倍超となっている。
S&P500指数を運営している米S&Pダウジョーンズ・インデックスのマネージング・ディレクター兼指数委員会委員長であるデービッド・ブリッザー氏は今回の統計結果について、住宅価格の前年比の伸びが鈍化傾向にあることを認めつつも、賃金の3.5−4.0%上昇インフレ率の2.0%上昇を上回っているとして、「第4四半期(10−12月)の金利低下は、住宅価格の上昇率が住宅販売に与える影響を相殺するには不十分だった」と指摘。最近の住宅ローン金利の鈍化にもかかわらず、住宅価格が依然高水準にあるため、住宅購入者のアフォーダビリティー(住宅取得能力)が低下し、住宅販売が減少(供給不足)していることを反映したと分析している。
<関連銘柄>
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提供:モーニングスター社




