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金融・経済ニュース

米18年12月住宅着工件数、前月比11.2%減の107.8万戸―市場予想大幅に下回る

2019-02-27 11:49:00.0

<チェックポイント>
●一戸建て、アパートともに大幅減少―金利上昇が足かせ

●主力の南部と西部、中西部が大幅減―北東部は横ばい

●建築許可件数、前月比微増でも依然低水準

 米商務省が26日発表した18年12月の住宅着工件数(季節調整値)は年率換算で前月比11.2%減の107万8000戸と、16年9月以来2年3カ月ぶりの低水準となり、アナリスト予想の125万4000戸を大幅に下回った。同統計は1月17日に公表される予定だったが、政府機関の一部閉鎖により、発表が延期されていた。

 低水準の着工件数の背景には18年末の株価急落による消費者マインドの減退や、18年後半、特に10−12月の住宅ローン金利の加速、さらには住宅価格が依然高水準(11月新築住宅の中央値は30万2400ドル)のため、住宅購入者のアフォーダビリティ(住宅取得能力)が低下したことがある。

 住宅ローン金利はフレディマック(米連邦住宅貸付抵当公社)の30年固定金利の平均約定金利でみると、18年の10月は4.83%、11月は4.87%、12月は4.64%と、17年平均の3.99%や18年平均の4.54%を大きく上回り加速した。

 住宅着工の内訳は、主力の一戸建てが高水準の住宅価格や住宅ローン金利の影響で、前月比6.7%減の75万8000戸と、4カ月連続で減少。前年比も10.5%減と、3カ月連続で前年水準を下回った。また、月ごとによって変動が激しいアパートやマンションなどの集合住宅(5世帯以上)も同22%減の30万2000戸と、急減し、全体を押し下げた。

 また、過去2カ月(10月と11月)の着工件数が下方改定され、10月は前回発表時の121万7000戸から120万9000戸へ、11月も125万6000戸から121万4000戸へ、大幅下方改定となった。この結果、2カ月合計で5万戸もの下方改定となったことは懸念材料だ。

 着工件数全体の前年比は10.9%減と、3カ月連続で前年水準を下回った。内訳は一戸建てが同10.5%減と、急減し、アパート(5世帯以上)も同15.9%減となった。18年全体では前年比3.6%増となり、17年全体の2.5%増を上回っている。

 一方、先行指標である住宅建築許可件数は、一戸建てが前月比で減少する一方で、アパートが増加し、全体では前月比0.3%増の132万6000戸と、11月の同4.5%増の132万2000戸に続いて2カ月連続で増加。市場予想の129万戸も上回った。また、18年全体では前年比2.2%増となった。しかし、18年のピーク時の136−137万戸台(3−4月)に比べると水準は低く、前年比もわずか0.5%増となっており、まだ住宅供給不足の状態が続く見通しだ。

<関連銘柄>
 NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、
 SPD500<1557>、国際VX中先<1561>、NYダウ<1679>、
 NYダウブル<2040>、NYダウベア<2041>

提供:モーニングスター社