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米18年12月小売売上高、前月比1.2%減―9年ぶりの大幅減少に
2019-02-15 11:12:00.0
<チェックポイント>
●ガソリン売上高、前月比5.1%減となり全体を押し下げ
●自動車・ガソリン除いた実質ベースでも前月比1.4%減
●コア小売売上高、前月比1.7%減―10−12月期GDPの押し下げ要因に
米商務省が14日発表した18年12月の小売売上高(季節・営業日調整後)は速報値ベースで前月比1.2%減の5058億ドルと、11月の同0.1%増(改定前は同0.2%増)から減少に転じた。およそ9年ぶりの大幅減少で、市場予想の0.1−0.2%増に反し、ネガティブサプライズとなった。また、前年比は2.3%増となり、11月の同4.1%増(改定前は同4.2%増)から伸びが減速した。
この予想外の弱い結果について、市場では12月の米株急落や一部政府機関の長期閉鎖などの影響を受けた可能性があるとみている。
小売売上高の内訳をみると、全13業種のうち、自動車・同部品は前月比1%増と11月の同0.7%増を上回り、園芸・建築資材が同0.3%増(11月は同1.5%減)となり、2業種で強い結果が出たものの、他の11業種は減少した。特にガソリンスタンドは販売価格の低下で同5.1%減(同4.4%減)と減少幅が広がった。この他、飲食・レストランも同0.7%減(同0.7%減)、百貨店も同3.3%減(同0.6%増)、オンライン小売も同3.9%減(同2.8%増)などと振るわなかった。
ガソリン売上高は月ごとの変動が激しいとはいえ、ガソリンスタンドと自動車・同部品を除いた実質の小売売上高が前月比1.4%減(11月は同0.5%増)と、09年3月以来の大幅減少となったことは幅広い業種で売り上げが減少したことを意味する。ガソリンスタンドと自動車・同部品に加え、建築資材や飲食レストランを除いた、いわゆる“コア小売売上高”(コントロール・グループ)も同1.7%減と、11月の同1%増から減少に転じた。
このコア小売売上高はGDP(国内総生産)を構成する個人消費支出の財支出に組み込まれる重要な指標となっている。12月のデータが悪化したことで10−12月期GDP(国内総生産)伸び率が押し下げられる見通し。7−9月期GDPは前期比年率換算3.5%増(改定値)と、前期の同4.2%増を下回ったものの、2四半期連続で14年以来4年ぶりの高い伸びを示した。
10−12月期GDP速報値は2月28日に発表される予定だが、FRB(米連邦準備制度理事会)傘下のアトランタ地区連銀は同2.8%増に減速すると予想。また、市場では19年1−3月期は同2.4%増に一段と減速するとみている。
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