youtube fund_beginer fund_search fund_look

金融・経済ニュース

米1月雇用統計、非農業部門雇用者数は前月比30.4万人増―市場予想を大幅超過

2019-02-04 10:14:00.0

<チェックポイント>
●堅調な住宅購入需要を背景に建設業が雇用者数大幅増をけん引

●平均時給は前月比0.1%増に鈍化―市場予想下回る

●失業率は0.1ポイント上昇の4.0%―政府機関の一部閉鎖が影響

 米労働省が1日発表した1月雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比30万4000人増と、18年12月の同22万2000人増(改定前31万2000人増)を大幅に上回った他、市場予想の同17万2000人増を13万2000人も上回った。

 中・長期のトレンドをみると、過去3カ月間(18年11月−19年1月)の月平均は24万1000人増と、前月(12月)時点の23万2000人増や17年(217万人増)の月平均18万1000人増を大幅に上回り、伸びが加速している。

 また、今回の雇用統計では毎年3月時点でのベンチマーク修正(18年3月時点の雇用者数を修正)が行われたため、18年全体の雇用者数が267万4000人増と、改定前の263万8000人増から3万6000人上方改定され、17年を23%上回った。

 1月雇用者数の内訳は、民間部門が前月比29万6000人増と、12月の同20万6000人増(前回発表時は同30万1000人増)を上回り、市場予想の同16万人増を13万6000人も上回った。民間部門では堅調な住宅購入需要を反映し、建設業が同5万2000人増と、約1年ぶりの大幅増となり、12月の同2万8000人増から伸びが急加速した。

 製造業は米中貿易戦争などの影響で同1万3000人増(12月は同2万人増)と、6カ月ぶりの低い伸びとなった。

 サービス業も前月比22万4000人増(12月は同15万3000人増)と、伸びが急加速した。このうち、小売業は12月の同1万2000人減から同2万800人増、運輸・倉庫業は前月の同4900人減から同2万2600人増と、いずれも増加に転じ、教育・健康サービス業は同5万5000人増(前月は同6万7000人増)、専門・ビジネスサービス業は同3万人増(同2万9000人増)と、堅調を維持した。

 一方、政府部門は同8000人増となったが、12月の同1万6000人増から伸びが半減した。

 失業率は3.9%から4.0%に上昇した。4.0%は18年3月と6月にも記録したが、長期トレンド(傾向線)で見ると2000年7月以来18年半ぶり低水準となっている。労働省は政府の一部機関の閉鎖(12月22日−1月25日までの35日間)の雇用統計への顕著な影響はないとしているが、市場では建築会社など政府の許認可を受ける一部の民間企業に閉鎖の影響が及んだ可能性があるとみている。

 また、雇用統計は事業所調査と家計調査からなるが、このうち、失業率を算出する家計調査で17万5000人の連邦政府の職員が一時的に失業者とみなされたことも失業率上昇の要因とみられる。ただ、事業所調査では閉鎖の影響を受けた政府職員は未払い給与が支給されたので雇用者数にカウントされているので大きな影響はない。

 市場が注目していた賃金(平均時給)の伸びは前月比0.1%増と、12月の同0.4%増から伸びが鈍化。市場予想の同0.2%増を下回った。前年比は3.2%増と、12月の同3.3%増を下回った。

 賃金の伸びはインフレ加速の兆しとなる3.0%増を超えているが、低失業率で健全な経済状況でみられる3.5−4.0%増を下回っており、緩やかな伸びにとどまっている。

 雇用統計の発表直後、米債券市場では長期金利の指標である10年債利回りは発表直前の2.633%から午前10時37分時点で0.056%ポイント上昇の2.689%となった。FRB(米連邦準備制度理事会)が1月30日のFOMC(連邦公開市場委員会)会合で利上げに慎重な姿勢を示すと、利回りは低下し、翌31日午後3時15分には2.617%まで低下していた。

<関連銘柄>
 NASD投信<1545>、NYダウ投信<1546>、上場米国<1547>、
 SPD500<1557>、国際VX中先<1561>、iS米超大型<1587>、
 iS米小型<1588>、iS米高配当<1589>、iS米リート<1590>、
 NYダウ<1679>、NYダウブル<2040>、NYダウベア<2041>

提供:モーニングスター社