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米11月小売売上高、前月比0.2%増に鈍化―ガソリン販売減少が主因
2018-12-17 10:49:00.0
<チェックポイント>
●ガソリン売上高、前月比2.3%減、建築資材・園芸も同0.3%減が全体を押し下げ
●コア小売売上高、前月比0.9%増と2年ぶりの高い伸び―10月は同0.7%増
●コア小売売上高改善が10−12月期GDP伸び率を押し上げる公算大
米商務省が14日発表した11月小売売上高(季節・営業日調整後)は速報値ベースで前月比0.2%増の5135億ドルとなり、10月の同1.1%増(改定前は同0.8%増)を下回ったが、市場予想通りだった。
10月の結果は9月14日に米南東部を襲った大型ハリケーン「フローレンス」の暴風雨・洪水被害の悪影響を受け同0.1%減となった9月の反動増の面が強かった上に、10月の伸びが上方改定されたことが11月の伸び率鈍化につながった。
また、前年比は4.2%増と、10月の同4.8%増(改定前は同4.6%増)から伸びが減速したが、この3カ月間(9−11月期)の売上高は前年比4.3%増、前3カ月(6−10月期)比0.7%増を上回り、回復傾向を維持している。
11月小売売上高の内訳をみると、自動車・同部品が前月比0.2%増と、前月の同1.5%増を下回り、ガソリンスタンドも販売価格の低下で同2.3%減(10月は同3.2%増)と、17年5月以来1年半ぶりの低い伸びとなった。園芸・建築資材も同0.3%減(同1.5%増)、飲食・レストランも同0.5%減(同0.6%増)と、前月と比べ大幅に落ち込んだ。一方、百貨店は同0.4%増(同1.2%増)と、鈍化したものの、クリスマス商戦の前哨戦となった11月23日の「ブラックフライデー」と同26日「サイバーマンデー」(感謝祭明けの最初の月曜日)がいずれも大幅な売り上げを記録したことを反映し、オンライン小売が同2.3%増(同0.8%増)と、大幅に伸びが加速した。
ガソリンスタンドと自動車・同部品に加え、建築資材や飲食レストランを除いた、いわゆる“コア小売売上高”(コントロール・グループ)は同0.9%増と、10月の同0.7%増を上回り、2年ぶりの高い伸びとなった。
このコア小売売上高はGDP(国内総生産)を構成する個人消費支出の財支出に組み込まれる重要な指標となっている。11月データが堅調を維持したことで10−12月期GDPを押し上げるとみられる。
<関連銘柄>
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提供:モーニングスター社




