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米8月S&PコアロジックCS住宅価格指数は前年比5.8%上昇、21カ月連続で過去最高更新
2018-10-31 10:49:00.0
<チェックポイント>
●主要20都市圏、前年比5.5%上昇に鈍化―予想下回る
●主要10都市圏、前年比5.1%上昇―前月から鈍化
●中古・新築住宅販売低迷で住宅価格の伸びが鈍化
米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が30日発表した8月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(季節調整前)は、一戸建て中古住宅の価格動向を示す総合指数である全米住宅価格指数が前年比5.8%上昇の205.81と、21カ月連続で過去最高を更新した。ただ、7月の6.0%上昇を下回り、17年半ば以来約1年ぶりの低い伸びとなった。前月比も0.2%上昇と、7月の同0.5%上昇から伸びが鈍化した。
また、市場の関心度が高い主要20都市圏の価格指数(季節調整前)は前年比5.5%上昇の213.72となり、7月の5.9%上昇やアナリスト予想の5.9%上昇を下回り、16年12月以来1年8カ月ぶりの低い伸びとなった。主要10都市圏の価格指数(季節調整前)も前年比5.1%上昇の227.17と、7月の同5.5%上昇を下回った。
対前年比伸び率が鈍化しつつも高水準を維持しているのは、主に西部の主要都市で急伸が続いているためだ。人口と雇用がともに増加しているラスベガスが前年比13.9%上昇と、最も高い伸びを示し、次いでサンフランシスコが同10.6%上昇と、いずれも7月に続いて10%を超す大幅上昇が続いている。
S&P500指数を運営している米S&Pダウジョーンズ・インデックスのマネージング・ディレクター兼指数委員会委員長であるデービッド・ブリッザー氏は声明文で、「前年比をみると、20都市のうち14都市、また、全国と10都市圏、20都市圏の各指数はいずれも伸びが鈍化した」と指摘した上で、「住宅販売が横ばいか多少の減少となっているため、住宅価格も伸びが鈍化してきた」と分析する。
ただ、同氏は、「高水準の住宅価格や住宅ローン金利も5%近くに上昇してきたことで、住宅購入者が市場から遠ざけられている。ただ、06年に起きた住宅バブル崩壊による金融危機の再燃の兆しはなく、金融危機が起きない限り住宅価格の急落は起こりえない」と述べ、住宅価格の高水準は続くとみている。
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