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金融・経済ニュース

米9月小売売上高、前月比0.1%増―ハリケーンの影響で2カ月連続の低い伸び

2018-10-16 11:17:00.0

<チェックポイント>
●自動車売上高が前月比0.8%増の一方、ガソリンが同0.8%減で相殺

●飲食・レストラン売上高、前月比1.8%減となり全体の伸びを抑制

●コア小売売上高、前月比0.5%増―8月は同横ばい




 米商務省が15日発表した9月小売売上高(季節・営業日調整後)は速報値ベースで前月比0.1%増の5090億4100万ドルと8カ月連続で増加したものの、6カ月ぶりの低い伸びとなった8月の同0.1%増と変わらず、2カ月連続の低い伸びとなった。また、市場予想の同0.6%増を下回った。

 前年比は4.7%増と、7月の6.5%増(改定前は6.6%増)から伸びが鈍化した。しかし、この3カ月間(7−9月期)の売上高は前年比5.9%増、前3カ月(4−6月期)比1.3%増と、回復傾向を示しており、17年全体の小売売上高の伸び(5.5%増)を上回っている。

 9月小売売上高の内訳をみると、9月14日に米南東部を襲った大型ハリケーン「フローレンス」の暴風雨・洪水被害による買い替え需要で好調となった自動車・同部品が前月比0.8%増と、前月の同0.5%減から急反発し、家具も同1.1%増(前月は同0.8%減)と、4月以来の高い伸びとなった。アパレルも同0.5%増(同2.8%減)に回復した。小売統計の13項目の分類のうち、10項目が前月比で伸びている。

 ただ、ガソリンスタンドがガソリン価格の低下で同0.8%減と、8月の同1.1%増から反落し、飲食・レストランもハリケーンの影響で同1.8%減と、前月の同0.3%増から16年12月以来1年9カ月ぶりの大幅減少に転じ、全体の伸びを抑えた。

 自動車・同部品が堅調となった一方で、月ごとの変動が激しいガソリンスタンドの売り上げが減少に転じたことで、ガソリンスタンドと自動車・同部品を除いた小売売上高は前月比横ばいとなった。前月は同0.1%増だった。ただ、ガソリンスタンドと自動車・同部品に加え、建築資材や飲食レストランを除いた“コア小売売上高”(コントロール・グループ)は前月比0.5%増と、前月の横ばいから伸びが加速し、市場予想をやや上回ったことで、実質的な小売売上高は堅調を示している。

 このコア小売売上高はGDP(国内総生産)を構成する個人消費支出の財支出に組み込まれる重要な指標となっている。この9月データが堅調を維持したことで7−9月期GDP(国内総生産)が押し上げられるとみられている。

 4−6月期GDPは前期比年率換算4.2%増(改定値)と、14年7−9月期(4.9%増)以来約4年ぶりの高い伸びとなったが、7−9月期は個人消費の伸びの鈍化や米中貿易摩擦の激化で輸出が低調が見込まれ、伸びは減速する見通し。ただ、市場ではそれでも同3%増を超え、18年全体でも同3%増と、13年ぶりの高い伸びが予想されている。労働省が9月28日に発表した最新の8月個人支出・所得統計では可処分所得に対する貯蓄の割合である貯蓄率が6.6%と、7月の6.7%をやや下回ったが、依然高い水準にあり、将来、GDPの7割を占める消費が拡大する可能性を示す。

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提供:モーニングスター社