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米7月コアCPI、前月比0.2%上昇―市場予想通り
2018-08-13 10:05:00.0
<チェックポイント>
●5月および6月から変わらず伸びは依然緩やか
●前年比では5カ月連続でFRB物価目標上回る
●全体指数は6月の前月比0.1%上昇から0.2%上昇に加速
労働省が10日発表した7月CPI(消費者物価指数)は、FRB(米連邦準備制度理事会)が重視しているコアCPI(価格変動が激しいエネルギーと食品を除いたもの)が前月比0.2%上昇となり、市場予想と一致した。5月および6月から変わらず、依然として緩やかな伸びとなっている。
ただ、前年比は2.4%上昇と、6月の同2.3%上昇や5月の同2.2%上昇を上回り、3カ月連続で伸びが加速。市場予想の2.3%上昇も上回った。08年9月以来9年10カ月ぶりの高水準で、FRBの物価目標(2%上昇)を5カ月連続で上回ったことになる。堅調な雇用市場や個人消費支出の伸びを反映しており、4−6月期GDP(国内総生産)伸び率が前年比年率換算4.1%増と、前期の同2.0%増から伸びが加速したことを反映しているといえる。
7月CPI統計の結果がFRBの今後の利上げに与える影響については、コアインフレ率の前年比伸び率が2.4%上昇と、前月を上回った一方で、8月5日に発表された7月雇用統計で賃金(平均時給)上昇率が前年比2.7%増と、6月と変わらなかったことから、コアインフレ率を差し引いた実質賃金の伸びはわずか0.3%増(インフレ率の全体指数2.9%上昇との比較では0.2%減)と、相変わらず弱い伸びとなっている。このため、FRBは引き続き今後の利上げは徐々にゆっくりとしたペースにならざるを得ないというのが大方の見方だ。
一方、CPI全体指数(季節調整後)は前月比0.2%上昇と、6月の同0.1%上昇を上回り、市場予想と一致した。食品は前月比0.1%上昇、ガソリンも同0.6%低下でエネルギー全体では同0.5%低下となった。ガソリン価格は低下傾向を示し始めている。
7月は賃貸住宅の家賃やホテル宿泊料などの「シェルター」価格(家賃・宿泊費)が同0.3%上昇と、6月の同0.1%上昇から伸びが加速。全体の伸び率の約60%を占めた。中古自動車(トラック含む)も同1.3%上昇(前月は同0.7%上昇)の加速し、新車価格も同0.3%上昇(前月は同0.4%上昇)と、3カ月連続で上昇した。
前年比は2.9%上昇と、6月と変わらず、12年2月(2.9%上昇)以来6年5カ月ぶりの高水準で、市場予想とも一致した。エネルギー全体が同12.1%上昇(6月は同14%上昇)と高水準となっていることが主因。このうちガソリンは同25.4%上昇(6月は同24.3%上昇)、重油は同34.7%上昇(同30.8%上昇)となった。一方、食品は同0.4%上昇(6月は同1.4%上昇)と、低水準となっている。
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