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金融・経済ニュース

米3月S&PコアロジックCS住宅価格指数、16カ月連続で過去最高更新

2018-05-30 09:55:00.0

<チェックポイント>
●主要20都市圏は208.62と2カ月連続で過去最高を更新

●西部の主要都市で2ケタ成長、住宅価格バブルの兆し

●主要10都市圏、06年ピーク時に接近

 米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が29日発表した3月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(季節調整前)は、一戸建て中古住宅の価格動向を示す全米住宅価格指数が前年比6.5%上昇の198.94と、16カ月連続で過去最高となった。住宅購入需要が強い一方で、相変わらず住宅供給が極端に細っており、前月比は0.8%上昇と、2月の0.4%上昇から伸びが急加速した。

 市場の注目度が高い主要20都市圏の価格指数(季節調整前)は前月比1.0%上昇の208.62と、2月の0.7%上昇から伸びが加速。季節調整後では前月比0.5%上昇と、市場予想の0.7%上昇を下回ったが、月ごとの急変動や季節要因を無視できる前年比は6.8%上昇と、予想の6.4%上昇を大幅に上回った。

 全国平均の対前年比の価格上昇は健全で安定したものとなったが、20都市圏が急激な伸びとなったのは、主に西部の主要都市で急伸したためだ。シアトルが前年比13%上昇と、最も高い伸びを示し、ラスベガスも同12%上昇、サンフランシスコも同11%上昇と、いずれも2月に続いて10%を超す大幅上昇が続いており、住宅価格バブルの兆しを見せている。

 また、主要10都市圏の価格指数(季節調整前)は前年比6.5%上昇の222.52と、2月の6.4%上昇を上回り、06年6月のピークである226.29に接近した。前月比では0.9%上昇と、2月の0.7%上昇から加速したが、季節調整後では前月比0.4%上昇と、2月の0.8%上昇から伸びが鈍化した。

 FRB(米連邦準備制度理事会)による金融政策の正常化に向けた利上げを背景に、フレディマックの30年固定金利の平均約定金利は4月が4.47%と、7カ月連続で上昇しているものの、17年ぶりの低失業率など雇用情勢が改善する中で住宅購入需要は強く、また、現在の住宅価格上昇は住宅バブル期(2000−06年)とは異なり、深刻な住宅供給不足が原因であり、住宅価格は低下しにくくなっている。

 住宅供給不足のため、住宅価格指数は中長期的に上昇基調が変わらない可能性が高い。最新の4月中古住宅販売統計では、住宅供給の過不足感を示す4月末時点の未販売住宅(在庫)が4カ月連続で増加したものの、前年水準を下回ったままだ。同月の販売ペースに換算した在庫水準も4カ月分と、1年前の4.2カ月を下回り、適正水準とされる6カ月分を大幅に下回っている。住宅価格も中央値で前月比3.2%上昇の25万7900ドルとなった。前年比も5.3%上昇と、賃金上昇率の2倍もの高い伸びを見せており、17年の平均価格(24万7200ドル)や16年の平均価格(23万3800ドル)を上回っている。

 今後の住宅価格の見通しについて、S&P500指数を運営している米S&Pダウジョーンズ・インデックスのマネージング・ディレクター兼指数委員会委員長であるデービッド・ブリッザー氏は声明文で、「未販売住宅(在庫)の増加ペースが住宅販売の増加ペースを上回らない限り、または、経済成長がかなり後退しない限り、住宅価格は加速し続ける可能性が高い」との見方を示した。

<関連銘柄>
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提供:モーニングスター社