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金融・経済ニュース

米3月新築住宅販売、前月比4.0%増の69.4万戸―市場予想上回る

2018-04-25 12:25:00.0

<チェックポイント>
●南部と西部の急増が全体押し上げ

●住宅ローン金利上昇も購入需要は依然根強い

●住宅在庫水準は5.2カ月相当に低下―建築労働者不足響く




 米商務省が24日発表した3月新築住宅販売件数(季節調整済み)は前月比4.0%増の年率換算69万4000戸と、2月の3.6%増(改定前は0.6%減)の大幅増からさらに増加し、2カ月連続の増加となった。また、市場予想の63万8000戸も上回った。市場では3月も北東部を襲った暴風雪の影響が及ぶと予想していたが、ウエートが大きい南部と西部が急増し全体を押し上げた。北東部は前月比54.8%減(前年比52.5%減)、中西部は同2.4%減(同2.4%減)となったが、全体の55%を占める南部が同0.8%増(同10.4%増)、西部が同28.3%増(同24.7%増)と急増した。

 販売件数は17年11月に71万1000戸を記録した後、60万戸台前半にまで減速したが、3月は健全な新築住宅市場の水準といわれる70万台に迫る勢いで、前年比8.8%増と、前年水準も上回った。

 また、2月の販売件数は前回発表時の61万8000戸から66万7000戸に、1月は62万2000戸から64万4000戸に上方改定。他方、17年12月は65万3000戸から64万4000戸に下方改定された結果、3カ月間で計6万2000戸の上方改定され、過去3カ月(1−3月)の月平均販売件数(季節調整後)は66万8000戸と、前3カ月(12−2月)の同65万2000戸を2.5%上回り、増加基調となっている。

 住宅ローン金利の加速という住宅購入にとっては逆風が吹く中で3月新築住宅販売が急増した点は特筆される。それだけ住宅購入需要が強いことを示しているからだ。フレディマック(米連邦住宅貸付抵当公社)の30年固定金利の平均約定金利は3月が4.44%と、2月の4.33%や1月の4.03%、17年12月の3.95%を上回り、6カ月連続で伸びが加速している。16年の平均3.65%や17年の3.99%を上回り、過去最高を記録した14年8月の4.34%以来3年半ぶりの高水準だ。

 3月の新築住宅価格の中央値(季節調整前)は、前月比3.5%上昇の33万7200ドルと、2月の同0.3%低下から4カ月ぶりに上昇に転じた。30万ドル以上の高額物件の販売比率が前月の56%から60%に上昇し、30ドル未満の比率は44%から40%に低下した。ただ、前年比は4.8%上昇と、2月の9.3%上昇から上げ幅が縮小した。

 一方、3月の新築住宅在庫(着工前や建築中の住宅も含む。季節調整値)は前月比横ばいの(前年比13.2%増)の30万1000戸と、住宅バブル期の在庫水準(45万戸)の67%の水準にとどまった。旺盛な住宅購入需要にもかかわらず、建築業者が労働者不足などで住宅供給を思ったほど増やせていない。3月の販売ペースで計算した新築住宅の在庫水準も5.2カ月相当と、2月の5.4カ月(改定前5.9カ月)相当や、住宅建築業界が容認可能な水準6カ月相当を下回っている。

 労働者不足に直面している建築業者が税制改革の効果で需要の盛り上がりが見込まれるとはいえ、新築住宅の建築を加速できるかどうかみる必要がある。

<関連銘柄>
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提供:モーニングスター社