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米3月中古住宅販売件数、前月比1.1%増の年率560万戸―予想上回る
2018-04-24 13:51:00.0
<チェックポイント>
●北東部が予想に反して増加
●南部、西部は減少
●新築住宅の供給不十分で先行きは不透明
NAR(全米不動産業協会)が23日発表した3月中古住宅販売件数(季節調整済み)は、前月比1.1%増の年率換算560万戸と、市場予想の551万−557万戸を上回った。3月に暴風雪に襲われた北東部の販売件数が一時的に落ち込むとみられていたが、実際には前月比6.3%増となった。
この他の地域では、中西部が同5.7%増となった。全体の4割以上を占める南部は同0.4%減、西部は同3.1%減だった。西部が大きく落ち込んだのは住宅価格の高騰が原因とみられる。
住宅供給の過不足感を示す3月末時点の未販売住宅(在庫)は前月比5.7%増の167万戸と、3カ月連続で増加したが、在庫水準は3.6カ月分と適正水準とされる6カ月分を大幅に下回っており、深刻な住宅供給不足の状況には変わりない。一方、中古住宅価格は前月比3.9%上昇の25万0400ドルで、17年の平均価格(24万7200ドル)や16年の平均価格(23万3800ドル)を上回った。
。深刻な住宅供給不足と価格上昇が続く中、初めて住宅を購入する新規住宅取得者の比率は3月が30%と、1月と2月の29%を上回ったが、17年12月の32%を下回り、1年前の32%や17年全体の34%、16年の35%を下回っている。新規住宅取得者の比率が低迷しているのは依然として手ごろ感のある住宅を見つけにくいためで、住宅販売の伸び悩みの要因ともなっている。住宅ローンの金利も高くなっているため、中古住宅の所有者がマイホームを売って違う家に買い替える動きにブレーキがかかり、住宅供給が増えない可能性もある。
3月の統計結果について、NARのエリザベス・メンデンホール会長は、「新規住宅取得者は手ごろな価格の住宅の供給が十分でないため、中古住宅販売の足かせとなっている」と述べ、販売件数の先行きの見通しに悲観的な見方を示している。
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提供:モーニングスター社




