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金融・経済ニュース

米ドル週間場況=習近平国家主席のボアオ・アジア・フォーラムでの演説注視

2018-04-09 16:39:00.0

ドル高・円安 106.93円(+0.65円)

 2−6日のドル・円は上昇した。週初2日、トランプ米大統領が米Eコマース(電子商取引)大手アマゾンを批判し、ハイテク株を中心に米国株が売られ、ドル売りに傾いた。3日、ホワイトハウスはアマゾンへの具体的措置を検討していないと伝わると、ドルは切り返した。4日、中国が米国による制裁関税への報復措置として追加関税を導入する方針を示し、ドルは一時急落。ただ、ロス米商務長官やクドローNEC(米国家経済会議)委員長が協議により制裁発動が回避されるとの見方を示すと、5日にかけてドル・円は上昇した。週末6日は、前日にトランプ米大統領が1000億ドル規模の対中追加関税の検討を指示したことや、同日発表された弱い米3月雇用統計が、ドルを下押しした。

 債券市場では、短期債利回りは横ばい、長期債利回りは上昇した。米中貿易摩擦への過度な警戒が和らぎ米金利上昇となる場面も見られたが、週末発表の弱い米3月雇用統計の発表を受け米債券需要が強まった。2年債利回りは前週末の2.27%から横ばい、10年債利回りは前週末の2.74%から2.77%に上昇して越週した。

 9−13日のドル・円は引き続き米中貿易摩擦をめぐる動向に注意。特に、中国の習近平国家主席が10日に予定するボアオ・アジア・フォーラムでの演説に市場の注目が集まる。前週末発表の米3月雇用統計は弱い結果となったが、平均時給は市場予想通りながら前月から上昇しており、米国の緩やかな利上げ見通しは変わっていない。目先、米3月PPI(生産者物価指数)、米3月CPI(消費者物価指数)、米3月財政収支、米4月ミシガン大学消費者信頼感指数などの経済指標の他、3月開催分FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録や複数のFRB(米連邦準備制度理事会)高官の講演内容を確認したい。
提供:モーニングスター社