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金融・経済ニュース

RBA、政策金利を1.50%に据え置き―18会合連続

2018-04-03 15:56:00.0

<チェックポイント>
●18年の経済成長率は前年を上回ると引き続き予測

●高水準の家計債務が懸念材料―景気下ブレリスク

●インフレ率は18年に2%上昇をやや上回るとの見方を維持

 RBA(豪準備銀行)は3日の理事会で、政策金利であるオフィシャルキャッシュレート(OCR、銀行間取引で使われる翌日物貸出金利)を市場の予想通り、過去最低水準である1.50%に据え置くことを決めた。16年9月に据え置きに転じて以降、これで18会合連続の現状維持となる。市場ではRBAは19年まで金融政策を維持すると予想している。

 RBAは理事会後に発表した声明文で、景気の先行きについて、「18年のGDP(国内総生産)成長率は前年の伸び(2.4%増)を上回る」との見方を維持する一方で、「(経済見通しの)不安定要因の1つは家計消費だ。家計収入の伸びは緩やかで、家計債務は高水準にある」とし、前回3月会合時と同様、家計消費が景気下ブレリスクになるとの見方を示した。

 雇用市場の見通しについても前回会合時と同様に、「17年は雇用市場が力強く拡大した。失業率も低下している。この半年間は約5.5%で落ち着いている。雇用は全国的に拡大しており、労働市場への参加者も増大している」とした半面、「賃金の伸びは依然として弱く、しばらくこうした状況が続く可能性が高い。賃金の上昇率は谷に入ったように思われる」と賃金の上昇ペースへの懸念を改めて強調した。豪州の失業率は5.6%(2月時点)で、賃金上昇とインフレ率を加速させるといわれる完全失業率(5.0%)を上回っている状況だ。

 インフレ見通しについても前回会合時と同様に、「インフレ率は依然として低い。CPI(消費者物価指数)はコア指数とともに2%上昇をやや下回っている。労働コストの低い伸び、特に小売業界の競争激化によって、インフレはしばらく低水準で推移する可能性が高い。しかし、今後は、われわれの予測では経済が強まるにつれて徐々にゆっくりとしたペースで伸びが加速していく。18年に2%上昇をやや超えると予想している」とした。

 加えて、「低金利は豪経済を引き続き下支えしていく。今後、失業率の低下が一段と進み、インフレ率が物価目標の水準に戻ることが予想されるが、緩やかなペースで進む。こうしたさまざまな判断材料に基づいて、われわれは金融政策を現状のまま維持することが、経済成長を持続的に安定させ、やがて物価目標(2−3%上昇)を達成することに役立つと判断した」との見方を維持した。

 また、前回同様に「豪ドル相場の上昇が進めば、景気回復やインフレ上昇ペースが予測より遅くなる」とした上で、「今後数年間は豪州の貿易は低下していく」と指摘。今回の声明文でも豪ドル相場の上昇が輸入物価を抑制する一方で、輸出業者にとっては逆風となることへの懸念を示した。

 次回会合は5月1日に開かれる予定。

提供:モーニングスター社