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米1月S&PコアロジックCS住宅価格指数、14カ月連続で過去最高更新
2018-03-28 09:21:00.0
<チェックポイント>
●全米住宅価格指数、前年比6.2%上昇に減速
●主要20都市圏、前年比6.4%上昇、市場予想上回る
●シアトルなど西部主要都市での価格上昇顕著
米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が27日発表した米1月米S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(季節調整前)は、一戸建て中古住宅の価格動向を示す総合指数である全米住宅価格指数が前年比6.2%上昇(17年12月は6.3%上昇)の196.31と、前月から伸び率が減速したものの、14カ月連続で過去最高となった。
住宅価格の上昇は住宅供給が少ないためだが、短期的な動きをみると、前月比で横ばい(0.05%上昇)と、12月の0.2%上昇のあと伸びがほぼ止まったのは購入面では明るい材料だ。
市場の注目度が高い主要20都市圏の価格指数(季節調整前)は205.1と06年7月のピーク(206.52)に近い高水準が続いている。月ごとの急変動や季節要因を無視できる前年比は6.4%上昇となり、アナリスト予想の6.2%上昇を上回った。12月の6.3%上昇から伸びが加速した。
全国平均の対前年比の価格上昇は健全で安定したものとなったが、20都市圏で急激な伸びとなったのは、主に西部の主要都市で急伸したためだ。シアトルが前年比12.9%上昇、ラスベガスが同11.1%上昇、サンフランシスコも同10.2%上昇と、いずれも10%を超す大幅上昇となった。
一方、1月の主要10都市圏の価格指数(季節調整前)は前年比6.0%上昇の219.05となり、伸び率は17年11月や12月と同じ6.0%上昇となり、06年6月のピーク(226.29)に近い高水準が続いている。
今後の住宅価格の見通しについて、S&P500指数を運営している米S&Pダウジョーンズ・インデックスのマネージング・ディレクター兼指数委員会委員長であるデービッド・ブリッザー氏は声明文で、「全米住宅価格は12年安値から年平均4.7%上昇となっているが、これはGDP(国内総生産)伸び率の2倍の速さだ」と述べ、住宅価格の上昇が急速に進んでいると指摘する。その上で、「住宅価格の上昇要因は住宅供給が少ないことに加え、中古住宅の空き家率が低いことがある。空き家率は現在1.6%で、2000年の2.1%や2010年のピーク時の2.7%を下回っている」という。住宅価格の動向は3月以降の住宅供給の動向を見守る必要がある。
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