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米1月新築住宅販売、前月比7.8%減の59.3万戸―市場予想下回る
2018-02-27 09:37:00.0
<チェックポイント>
●新築住宅販売、2カ月連続減少―12月暴風雪からの回復遅れ
●11−1月の月平均販売件数は64.4万戸=前3カ月を1.2%下回る
●住宅在庫水準、6.1カ月相当に上昇―今後の住宅供給改善の可能性示す
米商務省が26日発表した1月新築住宅販売件数(季節調整済み)は前月比7.8%減の年率換算59万3000戸と、17年8月以来5カ月ぶりの大幅下落となり、17年12月の7.6%減(改定前は9.3%減)に続いて2カ月連続で急減した。また、市場予想の64万6000戸を大幅に下回った。12月は北東部と南部を襲った暴風雪「インガ」の影響で急減し、1月はその影響がなくなり急回復が見込まれていたが、予想に反し1月も天候悪化で急減した。
この結果、12月まで4カ月連続で60万戸台だった新築販売件数は5カ月ぶりに60万戸を割り込んだ。また、水準的にも前年比1.0%減と、12月の同17.3%増や11月の20.2%増から急減速。また、17年全体の月平均販売件数61万2000戸(前年比9.0%増)を下回った。
一方、12月新築住宅販売件数が前回発表時の62万5000戸から64万3000戸に、11月も68万9000戸から69万6000戸へと、2カ月間で計2万5000戸も上方改定された。過去3カ月(11−1月)の月平均販売件数(季節調整後)は64万4000戸と、前3カ月(10−12月)の同65万2000戸を1.2%下回ったものの、米経済がリセッション(景気後退)入りした07年12月時点の64万1000戸を上回っており、健全な新築住宅市場の水準といわれる70万戸に近づいている。
季節調整前の原数値をみると、1月の販売件数は前月比2.2%減の4万4000戸となり、前年比も2.2%減と、前年水準を下回った。また、新築住宅価格の中央値(季節調整前)は、前月比4.0%低下の32万3000ドルと、12月の同1.8%低下に続いて2カ月連続で低下した。
1月の新築住宅の住宅在庫(着工前や建築中の住宅も含む。季節調整値)は旺盛な住宅購入需要を受けて、建築業者が住宅供給を加速したため、前月比2.4%増(前年比15.3%増)の30万1000戸と、09年3月以来8年10カ月ぶりの高水準となり、住宅バブル期の在庫水準(45万戸)の67%に近づいた。1月の販売ペースで計算した新築住宅の在庫水準も6.1カ月相当と、12月の5.5カ月(改定前5.7カ月)相当を上回る高水準となった。
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