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米17年12月住宅着工件数、前月比8.2%減の119万2000戸―市場予想下回る
2018-01-19 09:21:00.0
<チェックポイント>
●主力の一戸建てが急減も一時的か
●12月建築許可件数はやや減少も年間では堅調
●18年も住宅需要は続くとの見方
米商務省が18日発表した17年12月の住宅着工件数(季節調整値)は、年率換算で前月比8.2%減の119万2000戸と3カ月ぶりに減少に転じ、16年11月以来約1年ぶりの大幅減少となった。また、市場予想の128万戸も大幅に下回った。2世帯以上のアパートやマンションなどの集合住が増加に転じたものの、主力の一戸建てが急減した。
北東部と南部の暴風雪などの天候悪化や、10月が126万1000戸(修正前は125万6000戸)、11月が129万9000戸(同129万7000戸)といずれも上方改定されるなど堅調だった反動によるもの。
内訳は一戸建てが前月比11.8%減(前年比3.5%増)の83万6000戸と、9月の83万2000戸以来3カ月ぶりの低水準となった一方で、5世帯以上のアパートは同2.6%増(同21.6%減)の35万2000戸と、11月の同3.7%減から増加に転じた。
地域別でみても12月はすべての地域で減少した。全体の半分以上を占める主力の南部は前月比14.2%減と、11月の同10.6%増から一転して減少した。北東部も同4.3%減、中西部は同2.2%減、西部も同0.9%減となった。西部を除いたすべての地域で一戸建てが減少に転じ、南部で16.6%減となったほか、北東部では24.2%減と最大の落ち込みを見せた。
一方、先行指標である12月の住宅建築許可件数は前月比0.1%減の130万2000戸と11月の同1%減に続いて2カ月連続の減少となったが、市場予想の129万戸を上回った。前年比も2.8%増、1−12月期累計も前年比4.7%増と堅調を維持していることから、住宅着工件数の大幅な減少は一時的なものとみられる。
全米住宅建設業協会(NAHB)が17日発表した18年1月の住宅市場指数も前月比2ポイント低下の72にとどまったが、好不況の境目を示す50や1年前の67も大幅に上回っており、依然堅調だ。
NAHBのランディ・ノエル会長は、「建築業者は労働者不足や建築資材コストの上昇という問題があったとしても、トランプ大統領の大規模減税の税制改正が17年12月に成立したことで中小業者が勢いを増し、米経済全体が押し上げられると確信している」と述べ、建築市場の先行きを楽観的に見ている。また、チーフエコノミストのロバート・デイツ氏も「向こう半年間の建築業界の先行きを示す期待指数は前月比1ポイント低下の78となったが、依然70台を維持しており、これは18年も住宅需要が続くことを意味する」と楽観的だ。
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