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金融・経済ニュース

米17年12月小売売上高、前月比0.4%増に鈍化―年間では3年ぶりの高い伸びに

2018-01-15 09:40:00.0

<チェックポイント>
●コア小売売上高、前月比0.3%増に減速も市場予想と一致

●オンライン小売大幅増となる半面、百貨店・アパレル・家電ストア苦戦

●10月、11月実績値それぞれ上方改定




 米商務省が12日発表した17年12月小売売上高(季節・営業日調整後)は速報値ベースで前月比0.4%増と11月の同0.9%増(改定前0.8%増)から伸びが鈍化。市場予想の0.5%増に対してもやや下回った。ただ、11月実績は前回発表時の前月比0.8%増から同0.9%増に、10月実績も同0.5%増から同0.7%増に、と過去2カ月の数値が上方改定されたのは明るい材料だ。

 前年比は12月が5.4%増となり、11月の6.0%増(改定前5.8%増)を下回った。しかし、10−12月期は前年比5.5%増、また、7−9月期の同2.7%増と拡大が続いている。17年年間の小売売上高は4.2%増となり、3年ぶりの高い伸びとなった。

 12月の小売売上高の内訳をみると、年末商戦が本格化する中、オンライン小売が11月の前月比4.2%増という大幅増からさらに1.2%増と売上を伸ばした。半面、百貨店は同0.1%減(11月は0.3%増)、アパレルが同0.3%減(同0.6%増)、家電ストアも同0.2%減(同2.4%増)と落ち込んだ。いずれも歳末商戦において大幅値引き販売を行ったものの、売上減への歯止めとはならなかった。

 一方、堅調な住宅販売を反映して、建築資材・園芸は同1.2%増(同0.5%増)、また、家具ストアも同0.6%増(同0.5%増)と伸びが加速した。月ごとに変動が激しい自動車・同部品は同0.2%増(同1.0%減)と増加に転じた。ガソリンスタンドは横ばい(同3.0%増)となった。

 また、今回の統計では、全体の小売売上高から堅調となった自動車・同部品を除くと、前月比0.4%増と、11月の同0.9%増の半分以下の低い伸びとなった。ガソリンスタンドや自動車・同部品、建築資材、飲食レストランを除いた、いわゆるコア小売売上高(コントロール・グループ)も同0.3%増と11月の同1.4%増から伸びが急減速したが、市場予想の0.3%増とは一致した。

 コア小売売上高はGDP(国内総生産)を構成する個人消費支出の財支出に組み込まれる重要な指標となっている。7−9月期GDP(国内総生産)のうち、個人消費は前期比年率2.2%増(確定値)にとどまったが、12月小売売上高は依然として堅調が続いていることから10−12月期GDPの個人消費の伸びが押し上げられる見通しに変わりはない。ただ、10−12月期のGDP伸び率の見通しについては4−6月期の3.1%増と7−9月期の3.2%増を下回る2.5−3.0%増が市場のコンセンサスとなっている。

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提供:モーニングスター社